経団連:米倉弘昌会長を再任 民主政権との距離感課題に

毎日新聞 2012年06月05日 21時01分(最終更新 06月05日 21時51分)

米倉経団連会長と民主党政権幹部の主な発言
米倉経団連会長と民主党政権幹部の主な発言

 経団連の定時総会が5日開かれ、米倉弘昌会長の再任が正式に決まった。10年5月に就任した米倉会長は民主党政権との関係強化を図ったが、東日本大震災後は原発事故対応をめぐり、菅前政権を公然と批判。「政権との関係が疎遠となり、財界で地盤沈下が進んだ」と指摘される。米倉会長は消費増税を目指す野田政権を支持する立場で、「国民と歩む経団連」をどう実現するのか。2期目の真価が問われそうだ。

 米倉会長の続投を決めた定時総会には、来賓として野田佳彦首相が登壇。野田首相は「経団連のみなさんに政治献金や選挙の応援を求めるわけではない。みなさんにはオピニオンリーダーとして、政権に協力いただきたい」と呼びかけ、拍手を浴びた。昨年の総会に菅直人首相(当時)の姿がなかったのとは対照的な光景だった。

 米倉会長は就任当初、「我々と民主党の政策はかなり合致する」と民主党政権を支持した。しかし、昨年3月の震災と原発事故後は、東京電力の賠償問題や中部電力浜岡原発の停止要請などをめぐり、「間違った陣頭指揮は混乱を起こす」などと菅前首相を痛烈に批判。政権との政策対話は暗礁に乗り上げた。

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