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4号機 プールの水温40度に
6月6日 18時0分

東京電力福島第一原子力発電所で最も多くの燃料がある4号機のプールで、冷却水を循環させるポンプが故障し、プールの冷却を止めた問題で、水温は6日昼前、40度まで上がりました。
東京電力は、予備のポンプを修理したうえで、6日中に動かし、プールの冷却を再開させたいとしています。

福島第一原発では、4号機の使用済み燃料プールに最も多い1535体の燃料が保管されていますが、プールを冷却する水を循環させるポンプのモーターが焦げているのが4日に見つかりました。
東京電力は、代わりに動かしていた予備のポンプも停止し、プールの冷却を止めて原因を調べています。
4号機のプールの水温は、6日午前11時現在で、1日前より6度高い40度まで上がっていることが分かりました。
東京電力は、予備のポンプでもモーターとケーブルの接続部分に故障が見つかったことから、6日中に修理したうえで動かし、プールの冷却を再開させたいとしています。
東京電力は「予備のポンプを動かせればプールの温度は下がり、社内の規定で定めている65度を超えることはない」と説明しています。
4号機では、来年中に燃料の取り出しが本格的に始まる予定ですが、プールの健全性が懸念されていて、プールの耐震性を高める工事や、周辺で進められている天井や壁などの撤去の状況が、先月下旬に報道関係者に公開されました。

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