福島県内ニュース

架空証券2100万円被害 70代男性

2012年06月06日 09時53分配信

福島署は5日、福島市内の70代男性が架空証券の購入名目で現金計2100万円をだまし取られたと発表した。

同署は組織的な利殖勧誘詐欺とみて捜査している。

同署管内では昨年から、未公開株や社債の販売など類似した電話勧誘に関する相談が寄せられており、注意を呼び掛けている。

同署によると、2月上旬ごろ、男性方に架空の証券についてのパンフレットが郵送された。

数日後、都内の信託会社社員を名乗る男から電話があり「パンフレットに掲載されている会社は4月に上場予定で、この会社の証券を代わりに購入してくれれば高く買い取る」などと誘った。

男性は男の話を信用し、2月15日から3月3日までの間、3回にわたって自宅を訪れた会社員風の男に証券の購入代金として計2100万円を手渡したという。

4月下旬から男と連絡が取れなくなり、指定した会社がいつまでも上場しないのを不審に思った男性が4日、同署に相談し発覚した。

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