第1引数(%s): オブジェクト名
第2引数以下(...): オブジェクトに渡す引数
<説明>
オブジェクトを起動(発動?)します。スタックに関するオプションはオブジェクトのデフォールトの動作になります。
<詳細>
特に無し。
<例>
エイリアスオブジェクト_CLOSEを定義し、INVOKEする例です。_CLOSEは___PARAM1本前の終値を取得するフィルターになっています。下の例では0本前の終値を取得しています。
!ALIAS: _CLOSE, IN_GET_DATA, "4本値, 終値, ___PARAM1", ___PARAM1
INVOKE: _CLOSE, 0
下のコマンドを実行するのと同じ意味になります。
_CLOSE: 0
第1引数(%s): コンテキスト名
第2引数(%s): コマンド名
第3引数以下(...): コマンドに渡す引数
<説明>
コマンド引数をスクリプト変数で置換して実行します。第1引数のコンテキスト名にはEVALUATEコマンドで使用したコンテキスト名を指定して下さい。
<詳細>
コマンド引数の文字列を簡易トークン化し、そのトークンの中に指定されたコンテキストのスクリプト変数と一致するものがあれば、置換してコマンドを実行します。簡易トークン化では、コマンド引数の中で英字又はアンダーバーで始まり、その後に英数字又はアンダバーが続く文字列(要はC言語の識別子になり得る文字列)を切り出します。スクリプトのように厳密なトークン化はしないため、引用符で囲まれている文字列であっても、一致すれば置換されます。単純な文字列置換のため、比較的高速です。コマンド引数が二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
<例>
EVALUATEコマンドで定義したスクリプト変数secondsを、CONVERTコマンドを利用して表示する例です。
EVALUATE: , "int seconds = 24 * 60 * 60;"
CONVERT: , MESSAGE, "1日はseconds秒です。"
定数オブジェクトは変換した文字列(object.ToString( )による)で置換されます。メソッドの呼び出し(_DATA.GetLength(
)、_CLOSE[ 0 ]など)はできません。メソッドの呼び出しを行う場合は、DELEGATEコマンドを利用して下さい。
CONVERT: , MESSAGE, "_NAME(_CODE): 参照値 = _REF"
簡便記法があります。上のコマンドと下のコマンドは同じ意味です。
*MESSAGE: "_NAME(_CODE): 参照値 = _REF"
第1引数(%b): 変数に関するオプション(変数をコピーして使うならTRUE)
第2引数(%s): コンテキスト名
第3引数(%s): コマンド名
第4引数以下(...): コマンドに渡す引数
<説明>
コマンド引数をスクリプトの式(文ではありません)として評価した結果で置換して実行します。変数をコピーして使うなら第1引数にTRUEを、コピーしないのであればFALSEを指定して下さい。第2引数のコンテキスト名にはEVALUATEコマンドで使用したコンテキスト名を指定して下さい。
<詳細>
コマンド引数の文字列をスクリプトの式として評価し、その結果を変換した文字列(object.ToString( )による)で置換してコマンドを実行します。引数がスクリプトの式になっていない場合は、文字列をそのままコマンドに渡します。評価に失敗した場合はエラーになります。コマンド引数を1つずつ評価するため、低速です。コマンド引数が二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
<例>
1日の秒数を計算して表示します。
DELEGATE: TRUE, , MESSAGE, "1日は" + 24 * 60 * 60 + "秒です。"
CONVERTコマンドと違い、定義済みの定数オブジェクトのメソッドも利用できます。
DELEGATE: TRUE, , MESSAGE, "終値 =" + _CLOSE[ 0 ].ToString( )
簡便記法があります。上のコマンドと下のコマンドは同じ意味です。
&MESSAGE: "終値 =" + _CLOSE[ 0 ].ToString( )
第1引数(%s): リストファイルのパス
<説明>
リストをロードします。
<詳細>
第1引数にはリストファイルの完全パスかリストファイル名を指定して下さい。リストファイル名の場合は、Listフォルダ内で検索します。リストファイルのパスが二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
<例>
Listフォルダの”hoge.txt”をロードする例です。
LOAD: hoge.txt
完全パスで指定する例です。
LOAD: "C:\Program Files\OCPicker\List\hoge.txt"
第1引数(%s): データ期間
<説明>
リストの各項目のデータをウェブ更新します。
<詳細>
第1引数にはデータ期間(”日足”、”週足”、”月足”のいずれか)を指定して下さい。
<例>
日足データを更新する例です。
UPDATE: 日足
第1引数(%s): フィルターDLL、又はフィルターオブジェクト(内蔵フィルター)名
第2引数(%d): フィルター関数のインデックス
第3引数以下(...): フィルター関数の引数
<説明>
フィルター関数を実行します。
<例>
FILTER: STDDLL.DLL, 1
引数付きでフィルター関数を実行する例です。
FILTER: STDDLLEX.DLL, 0, 75, 9984
第1引数(%s): エクスポートの形式
第2引数(%s): ファイルのパス
<説明>
リストをソートします。
<詳細>
第1引数で指定可能なエクスポートの形式は以下になります。
OCP_STD - OCPickerのリスト形式
MS_STD - Market Speedの登録銘柄情報形式
MS_STD_PAGE - Market Speedの登録銘柄情報形式(ページ登録済の項目のみ)
MS_INTRADAY_1_PAGE - Market Speedのザラバ情報1形式(ページ登録済の項目のみ)
MS_INTRADAY_2_PAGE - Market Speedのザラバ情報2形式(ページ登録済の項目のみ)
MS_INTRADAY_3_PAGE - Market Speedのザラバ情報3形式(ページ登録済の項目のみ)
MS_INTRADAY_4_PAGE - Market Speedのザラバ情報4形式(ページ登録済の項目のみ)
MS_INTRADAY_5_PAGE - Market Speedのザラバ情報5形式(ページ登録済の項目のみ)
OCP_で始まるエクスポート形式を指定した場合の標準フォルダはListフォルダになります。MS_で始まる形式を指定した場合はデスクトップになります。標準フォルダ以外の場所にファイルを作成したい場合は、ファイル名をフルパスで記述して下さい。ファイルのパスが二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
<例>
リストをMSの登録銘柄情報形式でデスクトップにエクスポートする例です。
EXPORT: MS_STD, hoge.csv
既定のフォルダ以外の場所に出力するには完全パスで記述して下さい。
EXPORT: MS_STD, "C:\Program Files\OCPicker\List\hoge.csv"
第1引数(%s): キー名
第2引数(%s): 昇順、降順の指定
第3引数(%s、省略可): クイックソート(Q)、バブルソート(B)の指定
<説明>
リストをソートします。
<詳細>
第1引数で指定可能なキー名は以下になります。
フィルター値、ページ、ブックマーク、コード、銘柄名、前日比、始値比、参照値、市場
第3引数を省略した場合はクイックソートになります。クイックソートではキー名が同じ項目が存在する場合、それらについての順序までは指定できません。バブルソートでは、それらの順序はソート前のリストの順番通りになります。上手く説明できないのですけど、違いが気になる方は、”安定ソート”、”クイックソート”などのキーワードで検索してみて下さい。
<例>
リストを前日比で昇順にソートする例です。
SORT: 前日比, 昇順
リストを前日比で昇順にバブルソートする例です。
SORT: 前日比, 昇順, B
第1引数(%s): データ期間
<説明>
FILTERコマンド実行時にフィルター関数に渡すデータのデータ期間を指定します。
<詳細>
第1引数にはデータ期間(”日足”、”週足”、”月足”のいずれか)を指定して下さい。
<例>
日足データでフィルターを掛ける例です。
TARGET: 日足
FILTER: STDDLL.DLL, 12
第1引数(%s): 一時ファイル名
<説明>
一時ファイル名を生成します。
<詳細>
一時ファイルを作成することなく、指定した名前を一時ファイルと関連付けます。指定した名前が一時ファイル名として既に存在する場合はエラーになります。関連付けられた一時ファイルのパスは@RESULTで取得することができます。
<例>
”$hoge”という名前の一時ファイル名を生成し、そのパスを表示する例です。
SET_TEMP_PATH: $hoge
MESSAGE: @RESULT
第1引数(%s): 一時ファイル名
<説明>
一時ファイルのパスを取得します。
<詳細>
一時ファイルのパスを@RESULTに格納します。
<例>
”$hoge”という名前の一時ファイルのパスを表示する例です。
GET_TEMP_PATH: $hoge
MESSAGE: @RESULT
第1引数(%s): 一時ファイル名
<説明>
現在のリストを一時ファイルに保存します。
<詳細>
第1引数には一時ファイル名を指定します。既存の一時ファイル名でSAVE_TEMPコマンドを呼び出した場合、その内容を上書きします。一時ファイル名は同じバッチファイルの中でのみ有効です。あるバッチファイルで"Hoge"という名前でリストを一時ファイルに保存し、他のバッチファイルを呼び出して、そのバッチファイルが同じ"Hoge"という名前でリストを保存したとしても、呼び出し元の"Hoge"ファイルが上書きされることはありません(他のバッチファイルとリストを共有したい場合はEXPORTコマンドを使用して下さい)。一時ファイルはアプリケーション終了時に全て削除されます。
<例>
現在のリストを”$hoge”という名前で一時ファイルに保存する例です。
SAVE_TEMP: $hoge
第1引数(%s): 一時ファイル名
<説明>
一時ファイルに保存したリストをロードします。
<例>
LOAD_TEMP: $hoge
第1引数(%s): ファイルのパス
第2引数(%s): 上書きフラグ(上書きするならTRUE)
第3引数(%s): テキスト(バッチ、スクリプト)オブジェクト名
<説明>
テキストオブジェクトの内容をファイルに保存します。
<詳細>
第2引数でFALSEを指定すると、既にファイルが存在する場合はコマンドが失敗します。ファイルのパスが二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
<例>
バッチファイルを記述し、その内容をファイルに保存する例です。
!BATCH: hoge
LOAD_FILE: "ファイル.txt", temp
SET_CLIPBOARD: temp
RETURN: temp
END_BATCH:
SAVE_FILE: "C:\Program Files\OCPicker\Batch\hoge.txt", TRUE,
hoge
第1引数(%s): ファイルのパス
第2引数(%s): テキスト(バッチ、スクリプト)オブジェクト名
<説明>
ファイルの内容をテキストオブジェクトに読み込みます。
<詳細>
オブジェクトが定義されていない場合は、指定された名前のテキストオブジェクトが作成されます。定義されている場合は上書きされます。ファイルのパスが二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
<例>
ファイルの内容をテキストオブジェクトに読み込む例です。
LOAD_FILE: "C:\Program Files\OCPicker\Batch\hoge.txt", hoge
ファイルに記述したスクリプトを空のスクリプトオブジェクトに読み込む例です。
!SCRIPT: hoge
END_SCRIPT:
LOAD_FILE: "C:\Program Files\OCPicker\Batch\hoge.txt", hoge
第1引数(%s): テキスト(バッチ、スクリプト)オブジェクト名
<説明>
テキストオブジェクトの内容をクリップボードに転送します。
<例>
スクリプトを記述し、そのソースコードをクリップボードに転送する例です。
!SCRIPT: hoge
return MessageBox( argc > 0 ? argv[ 0 ] : "" );
END_SCRIPT:
SET_CLIPBOARD: hoge
第1引数(%s): テキスト(バッチ、スクリプト)オブジェクト名
<説明>
クリップボードのテキストをテキストオブジェクトに格納します。
<詳細>
オブジェクトが定義されていない場合は、指定された名前のテキストオブジェクトが作成されます。定義されている場合は上書きされます。
<例>
クリップボードのテキストをテキストオブジェクトに格納する例です。
GET_CLIPBOARD: hoge
クリップボードのスクリプトを空のスクリプトオブジェクトに格納する例です。
!SCRIPT: hoge
END_SCRIPT:
GET_CLIPBOARD: hoge
第1引数(%s): データプロパティの種類
第2引数(%s): データプロパティの名前
<説明>
データプロパティの値を取得します。
<詳細>
第1引数、第2引数で取得したいデータプロパティの種類と名前を指定します。取得した値は@RESULTに格納されます。第1引数と第2引数の組み合わせは以下になります。
第1引数: 移動平均線
第2引数: 短期、中期、長期、小数点以下の桁数のいずれか
第1引数: MACD
第2引数: EMA1、EMA2、シグナル、追加桁数のいずれか
第1引数: 一目均衡表
第2引数: 転換線、基準線、先行スパン2のいずれか
第1引数: ボリンジャーバンド
第2引数: 平均値
第1引数: 価格&出来高分布
第2引数: 走査本数
第1引数: 節
第2引数: 前後の走査本数
<例>
短期移動平均のデータプロパティ値を表示する例です。
GET_PROPERTY: 移動平均線, 短期
MESSAGE: @RESULT
第1引数(%s): データプロパティの種類
第2引数(%s): データプロパティの名前
<説明>
チャートメニュー(チャートツールバー)を変更します。
<詳細>
引数は可変個で、各引数に設定対象と設定内容をペア(書式: 設定対象=設定内容)で指定します。同じ設定対象が複数回指定されていた場合は、一番最後に指定したものが有効になります。指定可能な設定対象と設定内容の組み合わせは以下になります。
<設定対象> : <設定内容>
データ期間 : 日足、週足、月足
チャート種類 : トレード、MACD、一目均衡表、ボリンジャーバンド、価格分布、価格分布(自動)、など(チャートメニューに表示されているものなら指定可能)
チャート線種 : ローソク、バー、ライン
スケール : 1以上50以下の数値
シフト : ON、OFF
自動スクロール : ON、OFF
最新情報 : ON、OFF
<例>
SET_CHART: データ期間=日足, スケール=8, 最新情報=OFF
アプリケーションの起動時にリストをロードして、特定のチャートを表示する例です(”初期バッチ.txt”に記述)。
LOAD: 監視銘柄.csv
MOVE: 0
SET_CHART: チャート種類=価格分布(自動)
第1引数(%s): バッチファイルのパス、バッチメニュー、又はテキスト(バッチ、スクリプト)オブジェクト
第2引数以下(...): バッチファイルに渡す引数
<説明>
バッチファイルを実行します。
<詳細>
第1引数がバッチファイルの完全パスではなくバッチファイル名のみの場合は、Batchフォルダ内で検索します。第2引数以下に指定した引数は、実行したバッチファイル内で@PARAM(指定した順番)でアクセスできます。バッチファイルのパス又はバッチメニューが二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。第1引数がスクリプトオブジェクトの場合、スタックをコピーして実行します。既存の変数は実行の影響を受けません。返り値は@RETURNに格納されます。
<例>
バッチファイルを実行する例です。
EXEC: "hoge.txt"
バッチメニューを実行する例です。
EXEC: "バッチ1/10"
バッチオブジェクトを実行する例です。
!BATCH: hoge
MESSAGE: "バッチオブジェクトが実行されました。"
END_BATCH:
EXEC: hoge
スクリプトオブジェクトを実行し、結果を表示する例です。
!SCRIPT: hoge
return "スクリプトオブジェクトが実行されました。"
END_BATCH:
EXEC: hoge
MESSAGE: @RETURN
第1引数(%s): バッチファイルのパス、バッチメニュー、又はテキスト(バッチ、スクリプト)オブジェクト
第2引数以下(...): バッチファイルに渡す引数
<説明>
バッチファイルをインクルードします。
<詳細>
第1引数がバッチファイルの完全パスではなくバッチファイル名のみの場合は、Batchフォルダ内で検索します。第2引数以下に指定した引数は、実行したバッチファイル内で@PARAM(指定した順番)でアクセスできます。バッチファイルのパス又はバッチメニューが二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。第1引数がスクリプトオブジェクトの場合、スタックをコピーしないで実行します。返り値は@EVALUATEに格納されます。
複数行を必要とするコマンドはインクルードするバッチファイル内で完結している(閉じている)必要があります。
<例>
バッチファイルをインクルードする例です。
INCLUDE: "hoge.txt"
EXECコマンドと似ていますが、INCLUDEコマンドの場合は指定したバッチファイルをその位置に埋め込むことに等しいため、後続のコマンドが影響を受けます。
!BATCH: hoge
!DEFINE: $x, 100
END_BATCH:
!DEFINE: $x, 0
' $xは0で置換されます。
EXEC: hoge
MESSAGE: $x
' $xは100で置換されます。
INCLUDE: hoge
MESSAGE: $x
第1引数(%s): 置換前の文字列
第2引数(%s): 置換後の文字列
<説明>
バッチファイル行の文字列を置換します。
<詳細>
第1引数で指定された文字列を第2引数で指定された文字列で置き換えます。第1引数、第2引数が二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。置換内容を元に戻すには、第2引数に第1引数と同じ文字列を指定します(感嘆符(!)を併用して下さい)。
DEFINEコマンドによる置換は、既存のマクロ変数の置換に優先して行われます。
<例>
文字列(”MB_OK”)を文字列(”0”)で置換する例です。
!DEFINE: MB_OK, 0
文字列(”EXEC”)を文字列(”INCLUDE”)で置換する例です。EXECコマンドがINCLUDEコマンドで置き換わります。
!DEFINE: EXEC, INCLUDE
EXEC; "hoge.txt"
文字列(”EXEC”)を文字列(”'”)で置換する例です。EXECコマンド行がコメント行に置き換わります。
!DEFINE: EXEC, "'"
EXEC; "hoge.txt"
置換内容を元に戻す例です。
!DEFINE: EXEC, EXEC
第1引数(%s): コンテキスト名
第2引数(%s): スクリプトコード
<説明>
指定されたコンテキストでスクリプトを実行します。
<詳細>
バッチファイル行単位でスクリプトを実行します。第1引数が空の文字列の場合、標準コンテキストで実行します。スクリプトコードが二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。EVALUATEコマンドを実行した結果は、マクロ変数@EVALUATEに格納されます。スクリプトの文はvoid型を返しますので、変数値が必要な場合はスクリプトから”return 変数;”を実行して下さい。
<例>
標準コンテキストで計算を行い、結果を表示する例です。
' 1と表示されます。
EVALUTE: , "int x = 0;"
EVALUTE: , "x = 1;"
EVALUTE: , "return x;"
MESSAGE: @EVALUATE
' 2と表示されます。
EVALUTE: , "x = 2; return x"
MESSAGE: @EVALUATE
' 既存の変数を再定義しようとするとエラーになります。
EVALUTE: , "int x = 0;"
標準コンテキストで計算を行い、結果を標準出力に表示する例です。
EVALUTE: , "puts( ( 24 * 60 * 60 ).ToString( ) );"
第1引数(%s): 数値文字列
<説明>
引数が有効な値かチェックします。
<詳細>
数値文字列が有効な値(引数エラー等ではない)かチェックし、有効な値であれば、@CONDITIONを”1”に設定します。無効な値であれば”0”に設定します。
<例>
参照値が有効な値かチェックし、有効ならば表示する例です。
IS_VALID: @REF
IF: @CONDITION, !=, 0, MESSAGE: @REF
第1引数(%s): 数値又は文字列
第2引数(%s): 演算子
第3引数(%s): 数値又は文字列
第4引数以下(...): コマンド
<説明>
第1引数から第3引数で構成される条件式が真であれば第4引数で指定されたコマンドを実行します。
<詳細>
利用可能な演算子は以下の6つです。
>、<、>=、<=、==、!=
第1、3引数の両方が二重引用符(")で括られている場合、文字列として比較します。それ以外の場合は数値として比較します。第1引数、第3引数の両方が二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
<例>
現在行の項目が前日比2.5%以上の場合にメッセージを表示する例です。
IF: @@CHANGE, >=, 2.5, MESSAGE: 2.5%以上です。
現在行の項目の銘柄名が”トヨタ自動車”の場合にメッセージを表示する例です。
IF: "@@NAME", ==, "トヨタ自動車", MESSAGE: @@NAME(@@CODE)です。
BRACKETコマンドを併用すると、複数のコマンドを実行できます。
IF: @VALUE, <=, 0.0, BRACKET:
MESSAGE: "不正なフィルター値です。"
ABORT:
END_BRACKET:
第1引数(%f): 数値1
第2引数(%s): 演算子
第3引数(%f): 数値2
第4引数(%f): ステップ数値
第5引数以下(...): コマンド
<説明>
第1引数から第3引数で構成される条件式が偽を返すまでコマンドを繰り返し実行します。コマンド実行後、ステップ数値の分だけ数値1を増減します。
<詳細>
利用可能な演算子は以下の6つです。
>、<、>=、<=、==、!=
C言語よりもBASIC言語のFORループに近いコマンドです。数値1をバッチコマンドが1回実行される度にステップ数値だけ増減させ、条件式が偽を返した時点でループを抜けます。無限ループになるため、ステップ数値に”0”は指定できません。FORコマンドを含むバッチコマンド行では、マクロ変数(@FOR?、?はFORコマンドを入れ子にしている数)が利用できます。
<例>
FOR: 1, <=, 5, 1, MESSAGE: @FOR1
上の例を入れ子にして実行する例です。
FOR: 1, <=, 10, 1, FOR: 1, <=, 5, 1, MESSAGE: "外側のループ数
= @FOR1、 内側のループ数 = @FOR2"
第1引数(%d): 繰り返し回数
第2引数以下(...): コマンド
<説明>
第1引数で指定された回数だけコマンドを繰り返し実行します。
<詳細>
TIMESコマンドを含むバッチコマンド行では、マクロ変数(@TIMES?、?はTIMESコマンドを入れ子にしている数)が利用できます。
<例>
TIMES: 10, MESSAGE: @TIMES1
第1引数(%d): 待機時間(単位: ミリ秒)
第2引数以下(...): コマンド
<説明>
第1引数で指定された時間待機した後、コマンドを実行します。
<例>
TIMER: 1000, MESSAGE: "1秒後に表示されるメッセージです。"
第1引数(%d): 待機時間(単位: ミリ秒)
<説明>
第1引数で指定された時間待機します。
第1引数(%s): オプションの種類
第2引数(%b): 有効にするならTRUE
<説明>
第1引数で指定されたオプションの有効/無効を切り替えます。
<詳細>
指定可能なオプションの種類は以下になります。
EDIT: リストを編集するならTRUE、編集禁止にするならFALSEを指定します。メニューの”編集禁止”に相当します。
AUTO_UPDATE: リストを自動更新します。メニューの”自動更新”に相当します。AUTO_UPDATEオプションは、LOADコマンドを実行すると、自動的にFALSEにリセットされます。
EXCLUDE_ERROR_ITEM: フィルターを実行する際、エラーが発生した項目を自動的に排除します。プロパティの”エラー項目を除外する”に相当します。
DISPLAY_PROGRESS: フィルターを実行する際、進捗状況を表示します。フィルターの進捗状況を表示する”に相当します。
SKIP_EMPTY_PAGE: リストをMS登録銘柄情報形式(ページ登録済)でエクスポートする場合、空ページ(項目が存在しないページ)を出力しないならTRUE、出力するならFALSEを指定します。プロパティの”空ページを出力しない”に相当します。
IGNORE_RESULT: 編集系のバッチコマンドの結果が失敗でもバッチ処理を継続します。処理を継続するならTRUE、しないならFALSEを指定します。プロパティの”編集コマンドの失敗を無視する”に相当します。
HANDLE_SPLIT: 分割(併合)を擬似的に処理します。プロパティの”分割(併合)を擬似的に処理する”に相当します。
USE_AU_REF: 自動更新の参照値をフィルター関数に渡すデータに含むように指示します。プロパティの”自動更新の参照値を使用する”に相当します。
MACRO: マクロ変数の置換を行う、行わないを切り替えます。置換を行う場合はTRUE、行わない場合はFALSEを指定します。
<例>
リストを自動更新する例です。
OPTION: AUTO_UPDATE: TRUE
第1引数(%d): リスト項目のインデックス
第2引数(%b、省略可): 第1引数を銘柄コードと看做すならTRUE
第3引数(%b、省略可): 移動と同時にチャートを表示するならTRUE
<説明>
現在行を移動します。
<詳細>
リストの最後の項目に移動する場合は、第1引数で”-1”を指定します。第2引数の既定値はFALSEです。第3引数の既定値はTRUEです。
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
<例>
リストの最後の項目に移動する例です。
MOVE: -1
第1引数(%d): 開始インデックス
第2引数(%d): 終了インデックス
第3引数(%b): 選択状態
第4引数(%b、省略可): 切り詰めオプション
<説明>
項目を選択します。
<詳細>
リストの最後の項目を指定する場合は、第2引数で”-1”を指定します。第4引数の既定値はTRUEです。第4引数の切り詰めオプションにFALSEを指定すると、終了インデックスがリストの長さ以上であった場合にコマンドが失敗します。
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
<例>
リストの全項目を選択する例です。
SELECT: 0, -1, TRUE
引数なし
<説明>
選択された項目を切り取ります。
<詳細>
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
引数なし
<説明>
選択された項目をコピーします。
<詳細>
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
第1引数(%b、省略可): 追加貼付フラグ
<説明>
選択された項目をペーストします。第1引数の既定値はFALSE(挿入貼付)です。
<詳細>
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
引数なし
<説明>
選択された項目を削除します。
<詳細>
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
第1引数(%d): 元に戻す回数
<説明>
操作を元に戻します。
<詳細>
”-1”を指定すると編集履歴の最初の状態になります。
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
第1引数(%d): やり直し回数
<説明>
操作をやり直します。
<詳細>
”-1”を指定すると編集履歴の最後の状態になります。
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
第1引数(%d): 切り捨てる本数
<説明>
データを最新データから指定された数だけ切り捨てます。
<詳細>
切り捨てる本数は”0”以上の数を指定して下さい。切り捨てるデータを切り替えるにはTARGETコマンドを利用して下さい。
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
<例>
日足データを10本切り捨てる例です。
TARGET: 日足
TRIM: 10
引数なし
<説明>
選択された項目のデータファイル(日足、週足、月足)を削除します。
<詳細>
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
第1引数(%b): ブックマークするならTRUE
<説明>
選択された項目のブックマークの有効/無効を切り替えます。
<詳細>
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
<例>
選択された項目のブックマークを無効にする例です。
BOOKMARK: FALSE
第1引数(%d): ページ番号
<説明>
選択された項目をページ登録します。
<詳細>
ページ番号には”0”以上、”10”以下の数を指定して下さい。ページ番号に”0”を指定するとページ登録が解除されます。
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
<例>
選択された項目をページ1に登録する例です。
PAGE: 1
第1引数(%b): マークを追加するならTRUE
<説明>
マークを追加/削除します。
<詳細>
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
<例>
編集履歴の現在位置にマークを追加する例です。
MARK: TRUE
第1引数(%d): マークの数
<説明>
前のマークに移動します。
<詳細>
引数に指定されたマークの数だけ前のマークに移動します。”-1”を指定すると編集履歴で最初にマークされた状態に移動します。
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
第1引数(%d): マークの数
<説明>
次のマークに移動します。
<詳細>
引数に指定されたマークの数だけ次のマークに移動します。”-1”を指定すると編集履歴で最後にマークされた状態に移動します。
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
第1引数(%s): リストの種類
<説明>
引数で指定されたリストを作成します。
<詳細>
リストの種類は以下になります。
BOOKMARK: ブックマークが有効な項目を抽出し、リストを作成します。
PAGE: ページ登録された項目を抽出し、リストを作成します。
コマンドが成功した場合、マクロ変数@RESULTに”1”を格納します。失敗した場合は”0”を格納します。
<例>
CREATE_LIST: BOOKMARK
第1引数(%s): 操作対象
第2引数(%s): 操作コマンド
第3引数以下(...): 操作コマンドの引数
<説明>
引数に指定された操作対象の操作コマンドを実行します。
<詳細>
指定可能な操作対象はMS、YAHOOです。
MSの操作コマンド
INFO: 現在行の項目のMSの市況情報を表示します。
CHART: 現在行の項目のMSの個別チャートを表示します。操作コマンドの第1引数でチャートの種類(分足、日足、週足、月足)を指定します。
YAHOOの操作コマンド
PAGE: 現在行の項目のYahoo!のページを表示します。操作コマンドの第1引数でページの種類(株価、掲示板、企業情報、株主優待)を指定します。
THUMBNAIL: 選択された項目、又は前回のサムネイルチャートを表示します。操作コマンドの第1引数でサムネイルチャートの種類(前回結果、1日、3ヶ月、6ヶ月、1年、2年、5年、10年)を指定します。
<例>
現在行の項目のMSの市況情報を表示する例です。
OPERATION: MS, INFO
現在行の項目のMSの個別チャートの分足データを表示する例です。
OPERATION: MS, CHART, 分足
現在行の項目のYahoo!の掲示板を表示する例です。
OPERATION: YAHOO, PAGE, 掲示板
選択された項目のサムネイルチャート(3ヶ月)を表示する例です。
OPERATION: YAHOO, THUMBNAIL, 3ヶ月
第1引数(%b): 待機フラグ
第2引数(%s): プログラムのパス
第3引数以下(...): プログラムに渡す引数
<説明>
引数に指定されたプログラムを実行します。
<詳細>
第1引数の待機フラグには、プログラムの実行完了を待つならTRUE、待たないならFALSEを指定します。
<例>
現在行の銘柄コードを引数にJavaScript(”hoge.js”)を実行する例です。
PROGRAM: TRUE, wscript.exe, hoge.js, @@CODE
FireFoxを起動する例です。
PROGRAM: FALSE, "C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe"
第1引数(%b): 待機フラグ
第2引数(%s): バーブ(Verb)
第3引数(%s): ファイルのパス
第4引数以下(...): ファイルに渡す引数
<説明>
引数に指定されたファイルをシェルに処理させます。
<詳細>
第1引数の待機フラグには、シェルの処理完了を待つならTRUE、待たないならFALSEを指定します。第2引数のバーブには基本的に”open”を指定すれば問題ないと思われます。バーブには他に”print”などがあります。バーブに関しては、レジストリや、MSDN等を参照願います。内部的にAPIのShellExecuteEx(
)を呼び出します。第2引数が二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
<例>
既定のブラウザでHTMLファイルを開く例です。
SHELL: FALSE, "open", "C:\Program Files\OCPicker\HTML\Hoge.htm"
第1引数(%s): ダイアログのタイトル
第2引数以下(...): ファイルに渡す引数
<説明>
ダイアログを表示し、入力された結果を取得します。
<詳細>
パラメータを指定するダイアログを表示します。第1引数にダイアログのタイトル、第2引数以下にパラメータ名を指定します。ダイアログの”OK”ボタンが押された場合、入力結果が@DIALOG1、@DIALOG2、...(引数の指定順)に格納されます。結果は次回DIALOGコマンド呼び出しまで有効です。”キャンセル”ボタンを押した場合はバッチ処理が中断されます。
引数の書式は以下になります。基本的にラベル名とデータ文字列をコロン(:)で区切り、データ文字列はパイプ(|)で区切ります。不正な書式が指定された場合はDIALOGコマンドが失敗します。ラベル名とデータ文字列にコロンとパイプは利用できません。第1引数が二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
EDIT(ラベル名:データ文字列)
COMBOBOX(ラベル名:データ文字列1|データ文字列2)
<例>
データを取得するダイアログの例です。
DIALOG: "データの取得," COMBOBOX(データの種類:始値|高値|安値|終値),
EDIT(インデックス:0)
IN_GET_DATA: 4本値, @DIALOG1, @DIALOG2
第1引数(%s): ファイルのパス
<説明>
引数に指定されたサウンドファイルを鳴らします。
<詳細>
ファイルのパスが二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
<例>
SOUND: "chimes.wav"
第1引数(%s): 文字列、又はテキスト(バッチ、スクリプト)オブジェクト名
<説明>
引数に指定された文字列をSpeech APIを利用して読み上げますせます。オブジェクトの場合は、その内容を読み上げます。
<詳細>
日本語音声が利用できない環境(一般にMS Officeがインストールされていない環境)では日本語を読み上げることはできません。第1引数が二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。旧SPEAK_TEXTコマンドはSPEAKコマンドに統合されました。
<例>
SPEAK: "本日は晴天なり。"
第1引数(%s): 文字列、又はテキスト(バッチ、スクリプト)オブジェクト名
<説明>
引数に指定された文字列を表示します。オブジェクトの場合は、その内容を表示します。
<詳細>
第1引数が二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。旧MESSAGE_TEXTコマンドはMESSAGEコマンドに統合されました。
<例>
MESSAGE: "hoge"
スクリプトオブジェクトの内容を表示する例です。
!SCRIPT: hoge
double db;
for( int i = 0 ; i < 25 ; i ++ )
db += _CLOSE[ i ];
return db / 25;
END_SCRIPT:
MESSAGE: hoge
第1引数(%s、省略可): 文字列
<説明>
引数に指定された文字列をウィンドウのタイトルに設定します。
<詳細>
第1引数が二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
<例>
TITLE: "25日移動平均の計算結果"
引数なし
<説明>
現在のバッチファイルを正常終了します。
<詳細>
バッチ処理全体から抜け出すのではなく、現在実行されているバッチファイルから正常終了して抜け出します。戻り先がある場合(最初に実行されたバッチファイルでない場合)は、続きが処理されます。
第1引数(%s): 文字列、又はテキスト(バッチ、スクリプト)オブジェクト名
<説明>
現在のバッチファイルを正常終了します。戻り値を返します。
<詳細>
EXITコマンドと似ていますが、引数で指定した文字列を呼び出し元のバッチファイルの@RETURNに格納して正常終了する点が異なります。第1引数が二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。旧RETURN_TEXTコマンドはRETURNコマンドに統合されました。
<例>
引数に指定した文字列を戻り値として返す例です。
RETURN: "1, 2, 3, 4, 5"
テキストをファイルから読み込んで、その内容を返す例です。
LOAD_FILE: "ファイル.txt", hoge
RETURN: hoge
引数なし
<説明>
バッチ処理を一時停止します。
<詳細>
バッチコマンドの次行の開始時に一時停止します。”停止”ボタンを押したのと同じ動作をします。次行の開始時に停止するため、STOPコマンドがバッチファイルの最終行であった場合はSTOPコマンドは何もしません。再開するには”再開”ボタンを押して下さい。
引数なし
<説明>
バッチ処理を中断します。
<詳細>
バッチ処理全体を中断(中止)します。実行メニューの”中断”を選択したのと同じ動作をします。
第1引数(%s): コマンド並び
<説明>
複数のコマンドをまとめて実行します。
<詳細>
第1引数のコマンド並びの書式は以下になります。
/バッチコマンド1/バッチコマンド2/バッチコマンド3/.../
スラッシュ(/)で区切られたバッチコマンドを左から順番に実行していきます。PACKコマンドで処理するコマンドにPACKコマンドを含むには二重引用符(")でPACKコマンドを括って下さい。PACKコマンドは、一般にTIMESやTIMER、FORなどの制御系のコマンドの実行コマンドとして利用します。コマンド並びの各コマンドが二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
<例>
PACK: /LOAD: 日経平均採用銘柄.csv/WAIT: 5000/
PACKコマンドの引数でPACKコマンドを使うには、二重引用符(")で括ります。
PACK: /"PACK: /LOAD: 日経平均採用銘柄.csv/WAIT: 5000/"/MESSAGE:/
一般にTIMESコマンドなどと共に利用します。
TIMES: 5, PACK: /LOAD: ファイル@TIMES1.csv/WAIT: 5000/
引数なし
<説明>
複数(行)のコマンドをまとめて実行します。
<詳細>
PACKコマンドと同じ複数のコマンドをまとめますが、PACKコマンドが1行で複数のコマンドをまとめるのに対し、BRACKETコマンドは複数行に亘るコマンドをまとめます。BRACKETコマンド内のマクロ変数は行が移る度に再評価されます。FOR、TIMESコマンドの実行コマンドに指定した場合は、@FOR?、@TIMES?変数が領域内で有効になります。行指定の終わりは、END_BRACKETコマンドを指定して下さい。
<例>
リストの各項目の参照値を表示する例です。
FOR, 0, <, @LENGTH, 1, BRACKET:
MOVE: @FOR1
MESSAGE: @@REF
END_BRACKET:
第1引数(%s): テキストオブジェクト名
<説明>
テキストオブジェクトを定義します。
<詳細>
テキストオブジェクトを起動すると、テキスト文字列中の@PARAM1、@PARAM2、...を渡された引数で置換し、実行します。テキストオブジェクトは可変個引数のオブジェクトです。任意の数の引数を起動時に指定できます。
<例>
!TEXT: hoge
MESSAGE: @PARAM1
END_TEXT:
hoge: "引数1です。"
第1引数(%s): スクリプトオブジェクト名
<説明>
スクリプトオブジェクトを定義します。
<詳細>
スクリプトオブジェクトを起動すると、スクリプト文字列中の@PARAM1、@PARAM2、...を渡された引数で置換し、実行します。スクリプトオブジェクトは可変個引数のオブジェクトです。任意の数の引数を起動時に指定できます。
<例>
!SCRIPT: hoge
MessageBox( @PARAM1 )
END_SCRIPT:
hoge: "引数1です。"
スクリプトの機能を使って引数にアクセスする例です。
!SCRIPT: hoge
string s = argc > 0 ? argv[ 0 ].ToString( ) : "";
MessageBox( s )
END_SCRIPT:
hoge: "引数1です。"
第1引数(%s): バッチオブジェクト名
第2引数以下(...): 仮引数
<説明>
バッチオブジェクトを定義します。
<詳細>
バッチオブジェクトを起動すると、テキスト文字列中の仮引数を渡された引数で置換し、実行します。テキスト、スクリプトオブジェクトと異なり、引数の数が一致しないと起動できません。
<例>
!BATCH: hoge, ___PARAM1
MESSAGE: ___PARAM1
END_BATCH:
hoge: "引数1です。"
第1引数(%s): コマンドオブジェクト名
第2引数(%s): コマンド名
第3引数(%s): 引数文字列
第4引数以下(...): 仮引数
<説明>
コマンドオブジェクトを定義します。簡単には既存のコマンドの引数を固定したり、カスタマイズできます。
<詳細>
コマンドオブジェクト起動すると、引数文字列中の仮引数を渡された引数で置換し、実行します。引数文字列が二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
<例>
前日比で昇順にソートするコマンドオブジェクトです。
!COMMAND: _SORT, SORT, "前日比, 昇順"
通常のコマンドのように扱えます。
_SORT:
引数をパラメータ化するには仮引数を使います。起動時に、渡された引数で置換されます。
!COMMAND: _SORT, SORT, "___PARAM1, 昇順", ___PARAM1
_SORT: 前日比
引数の数が異なる同種類のオブジェクトを定義できることを利用すると...
' 2引数
!COMMAND: _SORT, SORT, "___PARAM1, ___PARAM2", ___PARAM1, ___PARAM2
' 1引数
!COMMAND: _SORT, _SORT, "___PARAM1, 昇順", ___PARAM1
' 引数なし
!COMMAND: _SORT, _SORT, 前日比
上で定義した引数なしの_SORTを起動すると、
_SORT:
_SORT: 前日比
_SORT: 前日比, 昇順
SORT: 前日比, 昇順
の順番で展開されます。
第1引数(%s): エイリアスオブジェクト名
第2引数(%s): FILTERコマンド、フィルターエイリアス、又はエイリアスオブジェクト名
第3引数(%s): 引数文字列
第4引数以下(...): 仮引数
<説明>
エイリアスオブジェクトを定義します。簡単には既存のFILTERコマンドやフィルターエイリアスの引数を固定したり、カスタマイズできます。
<詳細>
エイリアスオブジェクト起動すると、引数文字列中の仮引数を渡された引数で置換し、実行します。引数文字列が二重引用符(")で括られている場合は取り除きます。
<例>
終値を取得するエイリアスオブジェクトです。
!ALIAS: _CLOSE, IN_GET_DATA, "4本値, 終値, ___PARAM1", ___PARAM1
通常のコマンドのように扱えます。
_CLOSE: 0