古賀誠・元自民党幹事長が支部長を務める自民党福岡7区支部が昨年、古賀氏の名義で選挙区内の12人に祝儀や香典計36万円を渡していたことがわかった。政治家の関係団体が選挙区内で政治家の名を出して寄付することは公職選挙法で禁じられており、福岡県選管は「法にふれる恐れがある」としている。
28日に開示された昨年の政治資金収支報告書によると、7区支部は、古賀氏の地元である福岡県大牟田市や柳川市など衆院福岡7区内の12人に祝儀と香典で3万円ずつ出し、「冠婚葬祭費」として処理していた。
7区支部と同じ場所にある古賀氏の事務所によると、渡した祝儀袋と香典袋には「衆議院議員 古賀誠」と印字し、支部長としての古賀氏の名刺も同封していた。いずれも本人が出席した結婚披露宴や葬儀で、事務所スタッフが本人に代わって渡したという。
7区支部からの祝儀や香典の支出は数年前から続けてきたという。古賀氏の事務所は「おかしいということなら改める」と話している。
公選法では、政治家の関係団体が選挙区内での寄付の禁止に違反した場合、50万円以下の罰金と定められている。(礒部修作)