【北京】中国当局は、1989年6月4日の天安門事件23周年に当たる4日、インターネット上で同事件に関する言葉のほか、連想させる数字までも遮断する規制を課した。
人気のミニブログ(中国版ツイッター)の新浪微博などでは、先週末から規制が加えられており、「6月4日」「天安門」「広場」「ろうそく」「きょう」といった言葉のほか、「64」「23」に加え「4」「6」「8」という数字の組み合わせまでもが遮断されている。
規制は実業界や金融界にも影響を与え、上海証券取引所の総合株価指数がこの日、64.89ポイント安で終わると、微博では「指数」や「上海指数」もアクセスが遮断された。同取引所の広報担当者は、4日の取引は平常通り始まったと述べたが、それ以上の質問には答えなかった。
中国外務省の劉為民報道局参事官は4日の定例記者会見で、天安門事件について「明確な結論が下されている」と述べ、動乱との評価に変わりはないことを強調した。また、米国務省が3日、中国は人権を尊重し、天安門事件への参加者やその家族への嫌がらせを止めるよう求めたことに対し、「中国の内政への干渉であり、中国政府に対する言われなき批判である」と非難した。
中国は今秋に10年に1回の指導部交代を控え、薄熙来前重慶市党委書記の解任や経済鈍化が起きており、円滑な権力移行が損なわれる恐れも出てきている。
こうした中で中国のミニブログは、ユーザー登録を実名にするとの政府の要求を受け入れるようになっている。加えて微博は最近、問題投稿を重ねる者に対し警告するポイント制を導入した。
香港大学中国メディア・プロジェクトのデービッド・バンダークス研究員は「検閲がソーシャルメディアに対しても強まっているのは疑いない」とし、中国当局は特に微博に関心を寄せていると指摘する。