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東電OL殺害 受刑者の家族が来日6月6日 15時5分
平成9年、東京・渋谷のアパートで東京電力の女性社員が殺害された事件で、無期懲役が確定したネパール人の家族が来日し、裁判所が7日に再審・裁判のやり直しを認める決定を出すことに期待を示しました。
来日したのは、ネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(45)の妻のラダ・マイナリさん(42)と、長女のミティラさん(20)、それに次女のエリサさん(18)の3人です。
3人は6日朝に成田空港に到着し、到着ロビーで支援者たちの出迎えを受けると笑顔を見せました。
3人はこのあと、横浜刑務所を訪れて、服役中のマイナリ受刑者と面会しました。
マイナリ受刑者は「あすはきっとよい結果が届くだろう」と話していたということです。
次女のエリサさんは「これまで父親がいない状態でつらかったですが、父と生活できるという希望を持っています」と話していました。この事件では、現場に落ちていた体毛などのDNA鑑定が去年、新たに行われ、マイナリ受刑者とは別の男性が現場で被害者と会っていた可能性を示す結果が出ています。
弁護団が速やかに裁判をやり直すよう求めているのに対し、検察は「これまでの証拠から有罪は揺るがない」と反論し、双方の主張は真っ向から対立していて、7日の決定で裁判所がどのような判断を示すか注目されます。
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