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スカイマーク 国交省に改善計画書6月5日 23時45分
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着陸する滑走路を間違えたり、飛行経路を逸脱したりするなど、安全上の問題が相次ぎ、国から厳重注意を受けたスカイマークが、すべてのパイロットの操縦をチェックすることなど、再発防止策をまとめた改善計画書を国土交通省に提出しました。
スカイマークは、ことし4月、茨城空港で管制官に指示された滑走路の隣の滑走路に誤って着陸したほか、2月と3月には、成田空港で出発や到着の際に飛行経路から逸脱するなど、ことし2月から先月にかけて、安全上問題のある運航やパイロットの勤務管理が6件相次ぎました。
先月、国土交通省から厳重注意を受け、5日夕方、スカイマークの安全統括管理者の坂木公禎取締役が、国土交通省を訪れて改善計画書を手渡しました。しかし、スカイマークの担当者は改善計画書を提出したあと、報道陣の取材には一切応じませんでした。
国土交通省によりますと、改善計画書には、パイロットの基本操作を徹底するため、今月中旬から3か月かけて、教官が操縦室に乗り込んですべてのパイロットの操縦をチェックすることや、機長から運航の報告を受ける社内の担当者の数を増やして、安全管理体制を充実させることなどが盛り込まれているということです。
スカイマークは、2年前と6年前にも、運航に安全上の問題があるとして業務改善勧告を受けていて、国土交通省は今後も改善計画の進捗(しんちょく)状況を監視していくことにしています。
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