結婚離れの現状
今は男性も女性も、結婚しなくても一生を終えることは可能な時代です。家族を構成することへの責任感が希薄なことも理由のひとつとしてあげられます。
もちろん責任感で結婚するというのは人によって意見の分かれるところでしょうが、昔は結婚しない人間は、どんな職業であれ、どんなに収入があれ、半人前として見られることがあり、世間という実態の見えにくい世界にその考え方が浸透していたのは事実です。
ですが、結婚しなくても男性も女性も1人で生活していくことが十分可能な現在では、そうした考え方をする人が減ってきています。気の合わない人と無理に結婚するくらいなら、独身のままでかまわないと考える人が多いのが現状です。
こうした、考え方の変化、結婚への価値観の変化がもたらしているものが、現在の晩婚化や、少子化、未婚・非婚率の上昇となっています。
今は、結婚したい人はすればいいし、したくない人はしなくてもかまわないというのが現状なのです。結婚願望が希薄な現在、これは結婚を望む人にとって、深刻な問題です。それだけ、選択肢が減るということに他なりません。