条件検索型の落とし穴
誰しも、結婚する相手に対して求める理想というのは当然存在します。ですが、その理想というのは、実はさほど厳密で厳格である必要のないものであっても、なぜか人は条件というものに囚われてしまいがちです。
結婚情報サイトのほとんどは、理想の相手を条件で検索できるシステムを用いています。簡単に条件にあった人を探せるシステムというのはもちろん便利なのは言うまでもありませんが、欠点もあります。
条件検索型というのは、便利そうであって実は相手を狭めてしまう一因になっています。
例えば男性に多いのは、相手の年齢を絶対条件としてあげている人です。
20代の女性との結婚を希望している場合。29歳の女性と、30歳の女性の差はどの程度でしょうか?
そして女性に多いのは、男性の年収です。年収500万円以上の男性が希望だとしても、それでは年収500万円の人と年収490万円の男性にどのくらい差があると思いますか?
考えてみるまでもなく、そこに明確な格差を生み出しているのは、単なる条件検索型のシステムです。条件検索型というのは、境界線付近の大差のない条件をもつ相手をはじいてしまうという欠点があるのです。
こうした欠点があることを認識した上で検索されるのが、自分にあった相手を探す上でとても重要なことになってきます。