大学院入試体験記2 研究計画書の作成
テーマ:大学院入試はいこんにちは、エセ中国人の柳黎明あるよ。
他にもたくさんネタを隠し持ってはいますが、時節柄、大学院入試の話題を一気に書ききってからのお楽しみと言うことで乞うご期待。
さっさと始めましょう。今日の話題は研究計画書の書き方もしくは私の書きざま。
研究室訪問 を苦笑いでやりすごし、魔の教育実習 を終えた後、私を待ち構えていたのは大学院の出願書類一式。
①研究計画書(4000字)
②志望理由書(1200字程度)
ギリギリまで書けないのが人の性ってもんです。
が、もうすでにギリギリです。
1週間しかありません。
願書配布から1ヶ月経っています。
明らかに不利ですよね。
マジどうしよう。
研究計画書の書き方についてはインターネット上で色々取りざたされているので、わざわざここに書いて広める必要もないと思うが、まずはこんな感じで書こうと枠組みを作った。
1.研究の目的
2.研究の動機・背景
3.そのテーマに関する先行研究とその限界・弱点について
4.先行研究との違い・先行研究の限界や弱点をいかに克服するか
5.自分の研究がいかに社会全体に寄与するか
6.まとめ
1.と6.は特に重要です。
研究計画書は入試までにろくに読んでもらえない(選考の時はさすがに読んでもらえると思うが)ので、最初か最後を読んだだけで大雑把に研究の内容が分かるようポイントを押さえておかなくてはならない。
また、これを全て箇条書きで見出しにするのは見苦しいので、自分なりに内容に沿って2~3の項目に分けて見出しをつけると良いと思う。マイクロソフトのwordを使う人はツールメニューの「表示」-「アウトライン」を利用すると段落を意識して書けるのでオススメ。
ちなみに私はこのような段落構成にしました。
■研究の背景
□研究の動機(ここで目的を明確にし、概略も示す)
■研究の目的・内容
□先行研究とその限界
・その限界をこの研究はいかに克服するか
・この研究は社会にいかに寄与するものか
□まとめ
■参考文献
(著者-書名-出版社の順で、項目は50音順に!)
見出しとして研究計画書に明記されたのは■の項目だけです。
見出しはスッキリしているほうがいいと思うのは私だけですかね。
これが良い書き方なのかどうかは保障できませんが、一応これで落ちるということはなかったし、安心してうまいこと反面教師とかにしてください。
当然だけど参考文献は忘れずに。
ウェブの文献は取得年月日を書くのがルールだそうです。
ところで、文系の研究計画書独特の困難があるのですが、皆さんはどうお考えでしょうか。
私は、それは「この研究がいかに社会全体に寄与するか」というポイントに尽きると思います。はっきり言って、一番苦労したのはその点です。
大学院生になるということは、少なからず国から援助を受けて研究していくのだという意識を忘れてはなりませぬ。独りよがりな研究に研究費は出ません。
だから、研究計画書にも、独りよがりで自己満足な研究ではないことを明記しておかねばなりません。
しかし。
以前の記事 にも書きましたが、一般的に文系って社会の役に立たないっていつもいじめられてますよね。自分なりに理由はあるのだけど、他人を説得できるほどの理由だと思えない……。そうやって弱気にやってきて、とうとうここまで来てしまった。さあどうする。
私はその時、開き直りました。開き直るしかありませんでした。
研究計画書を読むのはもろ文系の社会学畑どっぷり育ちな皆さまです。
だから、
「この研究は社会学の考え方に寄与する。
そのことによっていずれ社会に寄与するものとなるだろう」
という社会学者の好きそうなごまかし二段論法でお茶を濁しました……。
だって、概念とカテゴライズについての研究だったんだもん。
どうやったって間接的にしか社会に寄与しないもん。
つまるところ、このポイントでは社会全体に寄与するかどうかより、その学問の先生方に「価値ある研究」と認めてもらえるように書けばいいんじゃないかという投げやりな提案ですスミマセン。
私は研究計画書をだらだら(書き方を模索していた期間も含み)5日間書き続けて、最後の二日間は連続で徹夜してやっと書き上げました。4000字程度だからといってあなどれませんよ、実際にこれが人生を左右しましたから。
そんなわけで後回しにしていた「志望理由書」はショボショボになってしまいました。
教育実習の後だったので「自分の思うことを他人に伝え、他人の思うことを拾い上げて吸収する人間になるためのスキルを得たい」とか、研究者になりたいとかそういうことを書きました。とにかくやる気を徹夜明けのナチュラルハイな頭でアピールすればよしと思う。
以下、提出時のエピソード。
出願時にはこれだけ運が悪いことを想定して行動すべきです。
体中ヘロヘロになりながら、受付時間が心配で、自転車で駅まで猛ダッシュ。大学院は線路の最果てにあり、そこまで行く電車が30分に1本しかないので電車に遅れたら一巻の終わり。
大学に着くと、提出場所が勝手に変わっていてわかりにくい看板のせいで道に迷う。
たまたま通りかかった内部の受験生(内部の人間も分からないような場所に受付を作るな!)が一緒に探してくれなかったら、どうなってたか。
私も内部の人間に道を聞かれるとは思わなかったよ。
ハラハラのアクシデントがありつつも無事に提出できた、かと思ったら山田先生(大学でのゼミ担当)による推薦書に不備があるとのことで、不受理。
しかし山田先生へすぐに連絡できる手段がない。なんで携帯登録してないんだろう。とにかくやばい。
とりあえずPCのアドレスにメールする……瀕死……。
後で先生がファックスで書類を送りなおして(緊急特例措置)、受理されたから良かったものの、
この時は死ぬかと思った。
事務所の人から受理した旨の連絡を受けるまで、気が気でなかった。
戦場から帰還してボロボロになった私は授業を休んで、家に帰って5時間ぐらい爆睡した。
まだまだ慌てなくてはいけないことが続くのに……。
(次回へ続く)
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