<震災がれき>TDS隣を埋め立て公園構想…浦安市長
毎日新聞 6月5日(火)21時55分配信
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震災がれきを利用した公園のイメージ図。左側(北西側)のディズニーシーと右奥(北東側)の既存埋め立て地に囲まれた三角形の海域を、手前(南西側)に堤防を築き、埋め立てる構想だ=千葉県浦安市提供 |
千葉県浦安市の松崎秀樹市長は5日、東日本大震災で生じた宮城県と岩手県の「震災がれき」で、東京ディズニーシー(TDS)南東側の海を埋め立て公園にする構想を打ち出した。国が取り組むよう環境省などに提案したが、環境省は震災がれき処理については14年3月までに終了させる計画で「時間的に厳しく、実現は難しい」と難色を示している。【山縣章子】
【埋め立て公園予定地】TDL、TDSとの位置関係
浦安市によると、予定地として上がるのは、同市舞浜沖で、最深部は7メートルほどの2方向を埋め立て地に囲まれた三角形の海域。沖合を約900メートルの堤防で仕切り、コンクリート片などのがれきで埋め立てる計画という。
最終的に約160万〜250万立方メートルのがれき処理が可能だと見込まれ、埋め立て後に約27ヘクタールの森林公園として整備を見込んでいる。松崎市長は「横浜市の名所となった山下公園は関東大震災のがれきを活用し造成された。第二の山下公園構想です」と提案した。
環境省によると、震災がれきは、リサイクルするか最終処分場で埋め立て処分を原則とする。また、海面の埋め立て事業は都道府県などが事業主体となる仕組みで実現までのハードルも数多い。同省は「県や市が埋め立ての事業主体となったとしても、埋め立ての手続きや工事に少なくとも2年はかかるはず」と実現性に疑問を呈している。
最終更新:6月6日(水)1時0分
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