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4号機 循環ポンプ故障で冷却停止
6月6日 5時19分

4号機 循環ポンプ故障で冷却停止
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福島第一原子力発電所で最も多くの使用済み燃料がある4号機のプールで、冷却水を循環させるポンプの一部が焦げているのが見つかり、東京電力は、プールの冷却を止めて、原因を調べています。東京電力は「水の温度上昇はわずかで安全上問題はない」としています。

福島第一原発では、4号機の使用済み燃料プールに最も多い1535体の燃料が保管されていて、プールの温度を上昇させないために、水を循環させて冷却を続けています。
東京電力によりますと、4日午後8時すぎ、プールの冷却水を循環させるポンプのモーターの一部で、ケーブルなどが縦15センチ横15センチほど焦げているのが見つかりました。東京電力は、5日午前10時半にもう1台あるポンプも停止してプールの冷却を止め、ポンプのモーターが焦げた原因を調べています。
4号機のプールは冷やせない状態が続いていますが、東京電力は「水温は、きのう午前11時現在34度で、温度上昇は1時間当たりおよそ0.3度とわずかなことから、安全上問題はない」と説明しています。
東京電力は、プールの温度が社内の規定で定めている65度を超えるまでに、もう1台あるポンプの点検を終えて、4号機のプールの冷却を再開させたいとしています。

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