14 アリシア爆誕!
月村邸
今日はすずかちゃんの家でお茶会なの!
今日は大切な秘密をみんなに打ち明けるの・・・!
『pipipipipipi』
「あ、電話なの、ちょっとまってね」
「うん、きにしないで」
「pi もしも~し?」
『末っ子? 我我、我だ我!』
「ふぇ!? キャロさん?」
どこぞの詐欺師みたいなの・・・
『そこらにジュエルシードあるから回収よろしく!(ガチャッ、ツーツーツーツー)』
「え? ・・・・ふえええええええええ!?」
(ユーノ君! ジュエルシードがこの辺りにあるってキャロさんから連絡が!・・・・!? これは!)
(!? なのは、ジュエルシードだ!)
(うん、ユーノ君先にいってて!)
「あ、ユーノ君! チョット探してくるの!」
「あ、こら待ちなさいよ!・・・っとにもう、落ち着きがないったら・・・」
「なのはちゃん、大切な話ってなんだろうね」
「フンッ、やっと悩んでること言う気になったんでしょ、なんの話しか知らないけど、ちゃんと聞いてあげないとね」
「そうだね、ふふふふふ♪」
我、月村邸に侵入成功せり
(覚えててよかったオプティック・ハイド!)
(キュクルー!)
(しっかしでっかいネコだな~・・・モフりてぇ・・・!)
なぜすぐに捕まえないのかというと、フェイト陣営の確認と時の庭園に行く交渉のためだ
「フォトンランサー、連撃」
(お、きたな!)
「なのは、結界を張るね!」
っと声が聞こえた後結界が張られた
ぬ? 月村邸の外に居た転生者どもがいなくなった?
もしかすると、地球組の転生者に魔力がない・・・?
青逆毛の情報によると、ミッド組も魔力が少ない奴が結構いるらしい
青逆毛、名前は忘れたが、いい情報元だな、空白期にでもなんか叶えてやるか
「申し訳ないけど、いただいていきます」
お、戦闘が始まったようだな・・・・
~観戦中~
あ、末っ子落ちた、やっぱ初心者じゃきついか~
「捕獲!」
なんで地面から電気流す必要があるんだ・・・?
「ロストロギア、シリアル14、封印」
天空から無数の魔力弾が着弾し、魔方陣を形成していく
うっは~、派手だな・・・
さて、隙だらけすぎるぞフェイト・テスタロッサ!
「我、颯爽登場! ジュエルシード回収!」
ジュエルシードが我の胸に吸収された
「誰!?」
「我はジュエルシードの管理者、キャロ・ル・ルシエだ!」
「管理局!?」
デバイスがこちらを向く
「ちっが~う! ジュエルシードの管理者だ!」
角・翼・尻尾をだし、胸に輝くジュエルシードの塊をアピールすることも忘れない
「!?」
「我を時の庭園に連れていけば、そなたの親のねがいは成就するであろう!」
「フェイト! 大丈夫かい! 怪しいやつめ・・・!」
颯爽強奪する我はやはり信用出来ないと見える
「まってアルフ」
「でも、フェイト・・・」
「私達じゃ決められない、母さんに聞いてみよう?」
「フェイトがそう言うんなら・・・アンタを信用したわけじゃないからね!」
なんという犬、こええよ! せめて人フォルムであったなら萌えただろうに
「開け、誘いの扉、テスタロッサの主のもとへ」
「コレが転移魔法か・・・」
あとで教えてもらいたいな
あ、末っ子置き去りだ、まぁいっか!
「ここが時の庭園・・・(すげーラスボス臭のする城だな)」
「フェイト、早かったわね、ジュエルシードは集まったかしら?」
噂の鬼ババア、こっちめっちゃ睨んできてますけど!
こえええええええ!
「それは・・・」
「我はジュエルシードの管理者兼守護竜キャロ・ル・ルシエだ!」
「管理者、ですって?」
「そうだ」
「信じられないわね、証拠はあるのかしら?」
「ふむ、良かろう ジュエルシードよ! プレシア・テスタロッサの病を癒やせ!」
ピカアアアアアアアア!
「か、かあさ~ん!」
光り輝くプレシアに駆け寄って行った
「母さん、大丈夫?」
「えぇ・・・なんだか悪い夢を見ていた気分だわ」
ぬ? 原作通りの狂気にも似た焦りがなくなっているな
死期を悟って焦っていたのかもしれん
しかし5個消費か・・・残量10個、いけるか?
「信用してもらえたかな?」
「えぇ、あなたは間違いなく管理者でしょうね・・・」
「では、我が出すお願いを聞いてくれるのであれば、お主の望みを聞き届けてやろう!」
「・・・なにかしら?」
「まぁそんなに難しいことではない
1:フェイトとこれからの事をちゃんと考える
(アリシアしか眼中になかった場合フェイトをまだ人形扱いすることを回避するためと、親子ごっこからでもいい、親子とはどんなものだったかを思い出して欲しかったのもある)
2:デバイス作ってください
(フリードを自由にするため)
3:ヒュードラの汚職管理局員の摘発に協力
(青逆毛が一晩で資料集めてくれました)
4:魔力採取の協力要請
(このままでは闇の書復活までにジュエルシードが回復しないため)
5;残り1つのジュエルシードの確保の協力要請
(旅行に行く口実)
これだけだ」
「いいわよ」
「ほぅ、即答か もっとごねると思っていたが」
「そのくらいで叶うのなら、いくらでも差し出すわ」
「了解した、では、お主の願い、アリシアの死者蘇生を聞き届けよう」
「!? なぜそれを・・・」
「我は願いを叶える石、ジュエルシードの管理者だ、人の願いなどお見通しよ!」
まぁ1番強い願いくらいしか分からんのだがな!
「さすがは管理者といったところね・・・こっちよ」
「あ、まってよかーさん!」
「(アレが鬼ババア・・・別人じゃないかい!)」
~全裸幼女の部屋~
「フェイトが2人!?」
「!?」
「アリシア、私の愛しい娘よ・・・フェイト、あなたに言って置かなければならないことがあるわ、あなたはFATEプロジェクトで生まれたアリシアのクローンなの、そしてあなたはアリシアの妹よ」
プレシアは、そっとフェイトを抱きしめた
「ごめんなさいフェイト、今まで辛く当たってしまったわ、こんなお母さんを許してくれる?」
「うん、お母、さん」
「でははじめるか・・・ぬ?」
アリシア復活 20個
20個!?
たりねええええええええええ!
そうだ、リスクと願いの範囲の縮小、そしてアレで!
「・・・どうしたのかしら?」
うっひょ~、こえええええええええ
めっちゃ睨んできてるううううー!
「フェイト、バルディッシュ貸してクレ」
「え、あ、はい、どうぞ」
「よし、コレならいける! ジュエルシードよ! アリシア・テスタロッサを『ユニゾンデバイス』として復活させよ!」
ふははは! 貸してとは言ったが、その後にクレといって、どうぞ、って言質もとった我に隙はない!
『!?』
ピカアアアアアアアアア!
消費10個
リスク:バルディッシュとアリシアの体を生贄に特殊召喚!
バルディッシュは犠牲になったのだ
「新、アリシア爆誕!」
「ア、アリシア・・・?」
「そうだよかーさん! 初めましてだねフェイト! アリシアお姉ちゃんだよ!」
「え、あ、はじめまして」
「お姉ちゃんって呼んで!」
「お姉、ちゃん?」
『ブハッ!?』
なんという女子力、久々に鼻から心の汗が滲みでるぜ
プレシアさん、いつの間に撮影用デバイスを?
「ハァ、ハァ、ところで、なんで家のアリシアがデバイスになっているのかしら・・・?#」
「うむ! 実はジュエルシードが足りなくてな! 生贄にバルディッシュとアリシアの体を使ってデバイス化したぞ!」
「お~!」
「バ、バルディィイイイイイッシュ!?」
フェイトはorzしながら目から汗を流した
「そんなことが・・・」
「魂はそこら辺に漂っていたのでな、その分も浮いたな、足りてよかったぜ!
さらにさらに、お得な新機能搭載!」
「おぉ~! それはそれは!?」
「なんとリンカーコアも融合したことで、魔力消費による身長設定、バスト設定が自由自在! 食事も可能!」
「なんと!」
プレシアの鼻から更に割増で愛の結晶がこぼれ落ちる
「しかも、バルディッシュの既存魔法を使える! さらに家族旅行のおまけ付き!」
「パーフェクトだ、これで100年は戦える!」
何と戦うんだ?
「生き返った感想は?」
「いや~、幽霊生活寂しかったわ~、だ~れも反応してくれないんだもん! せっかく生き返ったし、学校とか行きたいな~」
学校か~、プレシアが何とかするだろう、多分
「今なら家族旅行のおまけ付きだからな、まぁ現地にジュエルシードがあるから行くのは確定なんだが」
「そういうことね、なら引越しの準備をしましょう♪ フェイト、アリシア、手伝ってくれるかしら?」
「うん、母さん!」
「お姉ちゃんも頑張っちゃうぞ~!」
ユニゾンデバイス少女アリシア、始まります
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