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国際
【日々是世界】あと1基停止で大停電!対岸の火事でなくなった韓国原発・電力危機
朝鮮日報社説(電子版、5月28日)は「原発事故は国の将来に重大な影響を及ぼすため、経済性だけで決める性質の問題ではない」とした上で「『ここまで厳しくすべきか』といわれるほど細かい点検や改修を行い、『どのような事態に直面しても安全』という確信をもたれるようになって初めて稼働の延長を検討すべきだ」と慎重な判断を促した。
代案はあるのか
一方で、原発事故の恐怖をあおる動きもある。東亜日報(電子版、5月29日)は社説で、環境団体が古里原発事故でがん死亡者が85万人に達するとした環境団体が出した想定を「でたらめな内容を含んでいる」と批判。「原発リスクを伝えることは肯定的面もあるが、無理な仮想シナリオで恐怖を誇張することは国民の不安を刺激し正確な状況判断を誤らせる」と国民に冷静な反応を求めた。
さらに「石油一滴出ない韓国で、安く安定的に電力を供給するには、今のところ原発がほぼ唯一の案だということは周知の事実だ」とし、5月からの原発ゼロ稼働でさらなる節電や電気料金引き上げに直面している日本の例を紹介。「節電もせず、電気料金引き上げに反対し、原発にも反対するなら一体どうしろというのか。代案を出してもらいたい」と締めくくっている。(国際アナリスト EX)
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