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国際
【日々是世界】あと1基停止で大停電!対岸の火事でなくなった韓国原発・電力危機
韓国が原発停止、電力不足問題に揺れている。事故の隠蔽(いんぺい)や不備が発覚し、稼働停止が続く原発が相次いだからだ。さらに原発1基でも問題が生じれば、「ブラックアウト(大停電)」が起きるとの分析も。メディアは「節電で危機を乗り切った日本を見習え!」と節電を訴えるが、日本同様、抜本的な解決策は見つかっていない。(SANKEI EXPRESS)
あと1基停止で大停電
韓国でこの夏の電力不足が現実味を帯びたのは、南部釜山(プサン)の古里(コリ)原発1号機で2月、点検中に全ての電源供給が途絶える事故が起きたにもかかわらず、1カ月間隠蔽していたことが発覚したのがきっかけだった。供給停止は12分間に過ぎなかったが、世論の激しい批判にさらされ、稼働停止に追い込まれた。
整備中の慶尚北道(キョンサンブクト)の蔚珍(ウルチン)原発4号機でも欠陥が見つかり、稼働再開のメドが立たない。点検に入ったり、今後点検に入る原発もあり、夏には計4基が止まることになる。火力発電所の火災も重なり、夏の電力供給量が電力需要ギリギリとなる見通しだ。有力紙中央日報(電子版、5月11日)は「原発1基に問題が生じただけでも直ちに『ブラックアウト』危機となる。当分は節電しか解決策がない」と警鐘を鳴らした。
(次ページ)日本を見習えとの論調も登場
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