某愛護団体 / 悪意に満ちたフォローアップ経費攻撃
▲2012/05/17 松葉ボタンの初咲きを確認!
▲我が家の初代盲導犬候補生です。
盲導犬アトム号を広告塔に仕立て上げて盲導犬ユーザと九州盲導犬協会へのバッシングに血道をあげた長崎ライフオブアニマル。5月18日付けの「九州盲導犬協会への改善に向けて署名提出へ」では、冒頭で「九州盲導犬協会は犬を物扱いしてきた」との反盲導犬協会グループのデマ・中傷を引き合いに出して黒い署名活動を合理化。最後の最後までデマ・中傷に縋(すが)りついて正義も大義もない署名活動を絞め括りました。
長崎ライフオブアニマルのデマと中傷体質は、最後の一文でも健在。あろうことかフォローアップ経費の問題を持ち出して「九州盲導犬協会は北海道盲導犬協会に比べて盲導犬ユーザに対するフォローアップ体制が格段に劣っている」という印象付けにやっき。その目的は、もちろん、九州盲導犬協会に対するバッシングと黒い署名活動の正当化。
>九州盲導犬協会の貸与後のフォローアップ費は年間80万円だそうです。
>一方、北海道盲導犬協会と言いますと630万円。
>おまけに貸与されている犬の頭数は九州も、北海道も同じだそうです。
>アトムに関しても、定期的にフォローアップを行っていたが何も問題が無かった。
>果たしてそうでしょうか。
(2012-05-18 長崎Life of Animal)
仕入れた情報は何でもかんでも九州盲導犬協会のバッシングに利用するのが長崎ライフオブアニマル流。でも、それは彼らの一知半解ぶりを曝(さら)け出すだけ。少しでも、情報の中身に立ち入って検討すれば、それが悪意に満ちたデマ・中傷であることが判ります。
1、貸与頭数は同じではない。
おおよその現在の貸与頭数は北海道盲導犬協会が90頭。九州盲導犬協会が60頭。1970年に誕生した北海道盲導犬協会は1983年に産声を上げた九州盲導犬協会よりさすがに貸与頭数は多いのが本当のところです。約1.5倍の貸与頭数を誇っています。
2、フォローアップ経費の単純比較は完全な誤まり。
両協会のフォローアップ経費を単純比較して双方の事業活動を採点して優劣を判断するのは誤まりです。
実際問題として、2010年度の北海道盲導犬協会のフォローアップ経費は100万円です。約2億円という予算規模を誇る北海道盲導犬協会と9500万円と一億円に達しない九州盲導犬協会。その九州盲導犬協会の2011年度のフォローアップ経費が80万円。貸与頭数に準じるとすれば56万円になりますので、決して少ない訳ではありません。
双方の会計処理の約束事が同じだと仮定しての話ですが・・・。2010年度までは、フォローアップ経費は予算総額と貸与頭数を勘案するとむしろ九州盲導犬協会が多いという評価が成立します。九州と違って北海道では冬季サポートが欠かせないという事情を考えるとなおさらです。
さて、2012年度からはデマ・中傷者が言うように8対1という大差が確認されます。この背景には、北海道盲導犬協会が秋田県に東北在住のユーザをサポートする拠点を開設し活動を本格化させたことがあります。それに伴う会計処理の変更が主たる原因です。加えて、東日本大震災に起因するサポート活動も特殊に発生しています。決して、北海道盲導犬協会がユーザ訪往指導件数を5倍加したからではありません。これらのことは、北海道盲導犬協会の事業報告書を分析すれば容易に判ることです。
泊りがけが当たり前の北海道盲導犬協会と日帰りが基本の九州盲導犬協会。冬季のフォローアップという特殊事情を抱える北海道盲導犬協会と南国が舞台の九州盲導犬協会。その背景も事情も、そして会計処理のあり方も全く違う両者のフォローアップ経費を比較し、九州盲導犬協会を糾弾する根拠とするのは完全な誤りです。聞きかじり情報をバッシング材料とするのは、根拠なきうわさでネット暴走を煽った過去を想起させるのみ。長崎ライフオブアニマルは、その軽挙妄動体質を厳しく反省すべきです。
北海道盲導犬協会は、犬具、日常生活用具、フード等も配布。
九州盲導犬協会のパピーウォーカーである私らには、フードの配布はありません。避妊・去勢手術と狂犬病予防接種の2つだけが協会の負担。後は、フードと日常の健康診断等は完全にボランティアの手出しです。これに対して北海道盲導犬協会の考え方は違います。パピーウォーカー、盲導犬ユーザの区別なく犬具、日常生活用具、フード等を配布。どちらのシステムが良いかの評価よりも、その背景事情としての財務基盤の違いに着目することが大事です。その違いをさておいてのフォローアップ経費を単純比較。そうして、ドヤ顔で九州盲導犬協会をバッシングするのは、余りにも恣意的で悪意に満ちていると言うしかありません。
>九州盲導犬協会の盲導犬育成事業は協会スタッフの献身的とも言える過重・過密労働に支えられています。
> そういう中での協会スタッフと盲導犬ユーザとのトライアル・アンド・エラー。
>盲導犬ユーザをサポートした協会の2年間は、決して責められる筋合いのものではありません。
> 盲導犬アトム号は、
>「経済的基盤の脆弱さを打破していくために、なお一層の社会的支援が強く求められている」
>ことを教えてくれたと言えます。
( 2012/03/17「盲導犬アトム号の幸福」より)
盲導犬ユーザに対する公開バッシングを組織して世間の批判を浴びた長崎ライフオブアニマル。その批判をかわす贖宥(しょくゆう)状として開始した黒い署名活動。それを提出したとする報告記事もデマと中傷で締めくくった長崎ライフオブアニマル。今、我々に求められているのは、彼らのデマと中傷とをはね返して九州における盲導犬育成事業をさらに一歩前へと進めることです。九州盲導犬協会の財政規模にマッチしたローコスト・システムと手厚いフォローアップ体制を両立させるという困難で地道な改革に取り組むことです。
http://www11.ocn.ne.jp/~husky/index.htm
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「盲導犬アトム号の真実」のURLです!
本当にこの方々、何を考えているのでしょうね。
「盲導犬とよりよい暮らしを考える会のブログ」というブログ名でもブログを開いてかなりなことを書いています。
(パッと見違う団体のようだけど実際は)
長崎ライフオブアニマルにコメントを送っても表示していただけないし。
なぜ九州盲導犬協会とこのユーザーさんが標的になってしまったのでしょう…
とにかくアトム号が見つかりますように祈っています。
投稿 ぽんた | 2012/05/26 15:45
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【Ichiro Higuchi】 ブログ主以外さんへ!
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署名に参加されたことは責めらることではないと思いますよ。心情と動機が善意である限り、それは一つの意思表明です。
私は、長崎ライフオブアニマルの妄動追求の急先鋒かのように思われているかも知れません。でも、「休筆宣言」で書いているように彼らには踊って欲しくなかったと今でも思っています。
今回の事件は、いわゆる少数の反協会派によって(1)協会叩きの一環として仕組まれたものです。(2)その動機は、極めて個人的な逆恨みに根差した不純に満ちたそれ。(3)長崎ライフオブアニマルは、彼らの悪意ある噂話に踊らされただけです。
かかる事件の構図を世間が知れば、誰もが真の悪の存在を知ることになるでしょう。「長崎ライフオブアニマルの背後に隠れている真の悪を表に!」が私の願いです。その日が来れば、署名参加者の方々と私らとが判りあえると思っています。
投稿 【Ichiro Higuchi】 ブログ主以外さんへ! | 2012/05/20 10:04
署名を送った、アトム号の行方を案ずる、一般人です。反協会派は、チーム内?で色々と、知っている事がある?様子ですね。サッパリ分からない話が、次から次に出てきて、協会を、擁護しようとする、少数の意見の、人間を、批判し、まるで、何も知らない人間が、悪の様にも。嫌気がして、参りました。今更ながら、誠に勝手ですが、貴方様方を、支持させて下さい。
投稿 ブログ主以外さん | 2012/05/20 06:30