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警官、起訴内容認める/初公判

2012年06月05日

■元組長に依頼し器物損壊罪

 暴力団の元組長を通じ、110番通報された男性の親族から現金をだましとったとして、詐欺容疑で再逮捕された県警通信指令課の警部補小寺誠一被告(53)=浅口市鴨方町小坂西。元組長に依頼して女性警察官宅の車を傷つけたとされる器物損壊罪の初公判が4日、岡山地裁(井上直樹裁判官)であり、被告は起訴内容を認めた。

 検察側は、実行役として逮捕、起訴された組関係者(40)の供述調書を読み上げ、被告は親しくしていた山口組系暴力団の元組長(52)=同罪などで公判中=に、様々な事件に関する逮捕状や家宅捜索などの捜査情報を伝え、見返りとして5万〜10万円を受け取っていたと指摘した。

 弁護側は調書について、「信用性を争う」と反論。弁護側によると、被告は「そういった事実は一切ない」と話しているという。

 起訴状によると、被告は2009年10月、元組長らと共謀し、女性警察官宅に止めてあった車に塗装の剥離(はく・り)剤をかけたとされる。

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