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できごと
【奈良の警察官発砲付審判】天井見上げ、安堵の吐息 市民の判断は「正当な発砲」
「犯罪を指をくわえて見過ごせ、というのか」
弁護側が強調したのは「常軌を逸した逃走行為」だった。逃走車の運転手は当時、覚醒剤を使用。前後をふさぐパトカーや捜査車両に何度も車をぶつけ、“暴れ馬”の状態だった。
「(一般車の)市民に多数の死者が出るのではないか。拳銃を使うしかなかった」(萩原警部補)
「自分は警察官。何とか市民を守らなければ」(東巡査部長)
死亡した男性については「できれば生き返ってほしい」と複雑な胸中を明かしたが、裁判員から今後の拳銃使用について尋ねられた萩原警部補は「傷つきそうな人がいるのに止められないのは、警察官失格だ」と話し、こう続けた。「時と状況によっては、撃つ」
2人の弁護団は無罪判決について「当然の判決。裁判員、裁判官には大変な審理をとげられたことに敬意を表したい」とコメントした。
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