陶芸作品の作り方「乾燥」「素焼き」

陶芸作品の作り方「乾燥」「素焼き」

手びねり、タタラつくり、そしてろくろ挽きで成形されてできあがった陶芸作品は、次の詐欺用として高台と呼ばれる底の部分を加工することが大切になります。

 

作成したばかりの作品は、まだ水分をたっぷりと含んでいますので、加工はできず、生乾きの状態になって初めて高台の加工ができます。

 

高台の作り方には二通りあり、ひとつはろくろを使ってカンナで削る「削り高台」と、粘土で紐を造りそれを底に接着させて作る「付け高台」があります。

 

高台作りで大切なことは、机の上に置いたときに器が水平することですが、これが案外難しいのです。

 

高台が出来上がると、あとは、乾燥させます。乾燥は日陰でじっくりと乾かし全体が白くなるまで乾燥させます。

 

乾燥後は、素焼きに移ります。素焼きは作品を窯に入れて約800度でおよそ8時間焼成し、焼生後はすぐに窯を開けずに自然冷却するのを待ちます。焼成後、すぐに窯を開けると急激な温度変化で作品が割れてしまいます。

 

素焼きの陶芸作品は、まだもろいので注意して扱ってください。