'12/6/3
洋画家の新延輝雄さん死去
戦後の広島の洋画壇をリードした日展参与で中国文化賞受賞者の新延輝雄(にいのべ・てるお)さんが1日午後6時42分、転移性肝がんのため、廿日市市の阿品土谷病院で死去した。90歳。広島市中区出身。自宅は広島市西区庚午北4の3の7。葬儀は5日午前11時から西区庚午北1の14の20、サンセルモ玉泉院庚午会館で。喪主は長男伸雄(のぶお)氏。
広島高等師範学校付属中学(現広島大付属高)から東京美術学校(現東京芸術大)に進み、油画科で南薫造に師事。1945年、原爆で両親を失った。広島大の講師などで生活を支えながら、光風会展や日洋展に出品。広島洋画研究所を主宰するなど後進育成にも努めた。
日展に48年初入選し、92年から評議員、2002年から参与。日洋会顧問、広島日展会名誉顧問。
93年広島文化賞、97年中国文化賞受賞。94年に広島市に寄贈した「原爆忌はるかに」は中区の原爆資料館に展示されている。