 |
2012年6月4日(月) 19:45 |
|
 |
岡山県警、警部補の初公判
今年4月、元暴力団組長と共謀し同僚の車に傷をつけた罪に問われている岡山県警の警部補の初公判が岡山地裁で開かれました。 検察側は、「被告は元暴力団組長に捜査情報を教えていた」と主張しました。
器物損壊の罪に問われているのは、岡山県警の警部補・小寺誠一被告(53歳)です。 小寺被告は、2009年10月、元暴力団組長の笠原忠行被告や、組員の長谷川健太郎被告らと共謀し、同僚の女性警察官の家の車に薬剤をかけて塗装をはがすなどした罪に問われています。 初公判で、小寺被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 その後、検察側は、共謀した長谷川被告が「小寺は笠原に捜査情報を教えていた」「見返りに5万円から10万円を受け取っていた」と供述したと主張しました。 これに対し弁護側は「被告は捜査情報を流していないし報酬も受け取っていない。供述は具体性に欠け信用性がない」と主張しました。
また、岡山県警は午後、小寺誠一警部補を詐欺の容疑で再逮捕しました。 警察によりますと、小寺警部補は去年4月、岡山市北区で起きたトラブルに関する110番を聞いてトラブルを起こした男の親族に対し、まるで事件をもみ消したかのように装い、その礼として現金およそ90万円を受け取った疑いです。 小寺警部補は調べに対し「騙してもいないし、金ももらっていない」と容疑を否認しているということです。
|
|