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パンダ誘致に十数億円支援 正式表明 ジャニーズ事務所

奥山市長(右)に文書を手渡し、市への支援を正式表明した佐藤代表理事

 仙台市が進める八木山動物公園(太白区)へのジャイアントパンダ誘致に関し、ジャニーズ事務所が復興支援のために設立した「マーチングJ財団」は4日、獣舎建設費など十数億円に上る資金援助を約束する文書を奥山恵美子市長に提出し、実現に向けた支援を正式に表明した。

 財団の佐藤俊一代表理事が仙台市を訪れ、獣舎の建設費のほか、中国から八木山動物公園へのパンダ輸送費、飼育開始から5年間のレンタル料や餌代などの支援を表明した。財団は2013年中に獣舎を建設し、市に寄付する考え。
 佐藤代表は「支援の意思を文書で明確にした。子どもに笑顔と夢と希望を与えるため、市と一致団結して取り組みたい」とあいさつ。奥山市長は「支援表明は大きなステップ。獣舎の場所や園の運営などの課題を解決し、一日も早い借り入れ実現に向け努力していきたい」と述べた。
 財団は、外務省OBや歌手近藤真彦さんらが役員を務める。昨年12月、市に支援の意向を伝え、ことし3月、市の担当者と訪中するなど準備を進めてきた。
 パンダ借り入れには、ワシントン条約で規定された繁殖保護の態勢を整える必要があり、財団関係者は「月に1度程度、中国を訪れ、借り入れの条件を詰めていきたい」と話している。


2012年06月05日火曜日


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