年を取るということは、まんざら捨てたものでもない。そんな気持ちにさせてくれたことがあった。母校の日大キックボクシング部顧問の奥さんが先月下旬に亡くなり、通夜で疎遠だった多くの後輩と会った。卒業して44年ぶりだった。また、山梨・都留高の卒業生が集う「東都折鶴会」にも初めて参加した。東京都内のホテルであった総会では、髪も薄くなった同級生と格闘技談議で話が弾んだ。
驚いたのはK−1やキックボクシング、国際式と、プロになった選手が予想以上に多かったこと。東都折鶴会では柔道部の尾形敬史氏が茨城大教育学部の教授で、全日本柔道連盟教育普及委員会委員長として活躍していることを知った。今年から中学で柔道など武道が必修科目となったことで、テレビにも出演する多忙ぶりという。
そんな後輩や同級生との再会だったが、またもうれしい知らせがきた。日大キック部のOBから、今月10日に行われる全日本学生キックボクシング連盟(12大学加盟)の後楽園大会の案内状である。かつてテレビ4局が競ったキックボクシング。K−1や総合の格闘技イベントは少なくなったが、今は学生キックを楽しみにしている。
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