アマチュア界の19歳の怪物井上(右)とスパーを行った八重樫=横浜市の大橋ジムで
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WBA・WBC世界ミニマム級王座統一戦でWBC王者井岡一翔(23)=井岡=と対戦するWBA王者の八重樫東(29)=大橋=が4日、アマチュア7冠で五輪候補にもなっている井上尚弥(19)と横浜市の大橋ジムで5回のスパーリングを行った。
井上は幼いころから神奈川県内でアマチュアのボクシングジムを経営する父親の指導を受けてきた。将来はプロで世界王者も狙える逸材だ。
八重樫は何度も攻め込まれるシーンがあった。これまで井岡ともスパーリングを行ったことのある八重樫だが「クオリティーが違う。パンチもあるし、速いし、カウンターも打てる。ハートも強い。これまでスパーをやった中で一番、強い」と暗に“井岡以上”を認めた。仮想井岡として、これ以上ない練習となり満足そうだった。 (竹下陽二)
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