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【プロ野球】

杉内 きょう古巣タカ戦 12球団白星ゲットだ

2012年6月5日 紙面から

慣れ親しんだヤフードームのグラウンドに入り、笑顔を見せる巨人・杉内(佐藤雄太朗撮影)

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 無安打無得点男が古巣斬りに出陣だ。前回登板でノーヒットノーランを達成した巨人の杉内俊哉投手(31)が5日のソフトバンク戦(ヤフードーム)に先発する。これまで杉内は消滅した近鉄を含む11球団から勝ち星を挙げている。5日に勝てば広島を除く12球団目からの勝利となり、工藤公康氏以来史上2人目となる13球団勝利に王手となる。古巣との初対決となった3月のオープン戦では7失点KOされたが、そのリベンジをし、大記録にリーチをかける。

 4日に新幹線で福岡入りした杉内は、ヤフードームでランニング、キャッチボールなどで調整。昨季までのホームグラウンドでの登板を前に「大好きな球場で投げられるのは楽しみ。お客さんにはオープン戦でも温かく迎えてもらったし、バッターに対しても特別な気持ちはないですよ」。静かに闘志を燃やした。

 プロ11年目を迎えた左腕は近鉄を含む11球団から勝利をマークしてきた。残る“獲物”は広島と10年間在籍したソフトバンクの2チーム。13球団勝利は杉内の前にホークスで背番号47を背負い、巨人での先輩にもあたる工藤氏だけが成し遂げている偉業だ。ソフトバンクとの対決は5日の試合が今シーズン最後となるだけに、今季中に達成するためには勝ち星を挙げることが絶対条件になる。

 オープン戦での対戦では7失点の失態を演じてしまったが、前回5月30日の楽天戦(東京ドーム)では9回2死まで26人をパーフェクト。27人目の中島に四球を許したものの、続く聖沢を打ち取って見事ノーヒットノーランを達成した。乗りに乗っている現在は、調整途上だった3月とは状況がまったく違う。川口投手総合コーチも「オープン戦は試すことも多かったし、今は立ち上がりの不安もなくなったからね」と汚名返上に太鼓判。勝利、奪三振、防御率の3部門でセ・リーグトップを走る絶好調左腕。あっさりとリーチをかけるつもりだ。 (臼杵秀之)

 

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