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テープに残る菊地容疑者の声6月4日 22時40分
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菊地直子容疑者は、かつてオウム真理教の「陸上競技部」にマラソン選手として所属していて、NHKが入手した教団のテープには、麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚に対し、「世界記録を目指したい」と話す菊地容疑者の声が残されていました。
オウム真理教は平成3年に「陸上競技部」を作り、菊地容疑者もマラソン選手として所属していました。
当時の教団資料によりますと、平成4年には兵庫県の女子マラソンの大会で4位に入賞したこともあったということです。
NHKが入手した教団のテープには、松本死刑囚が雑誌の取材に対し、将来有望な選手として菊地容疑者を紹介するやり取りが記録されていました。
松本死刑囚は「菊地さんは以前よりどんどん記録が伸びています。今回は無理でも、次のオリンピック選考には絶対間に合うと思います」などと強く期待することばをかけています。
また、菊地容疑者は「学生時代は長距離をやっていて、3000メートルが専門でした。世界記録を目指して頑張りたい」などと答えていました。
元幹部によりますと「陸上競技部」が作られたのはオウム真理教をPRし、新たな信者を取り込むことがねらいだったということで、菊地容疑者は松本死刑囚の指示で教団の「広告塔」の役割も担わされていたとみられています。
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