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カブトデコム 神田社長死去 葬儀に佐藤会長も

(05/29 10:58)

 旧拓銀破綻の主因の一つとされる建設・不動産会社のカブトデコム(札幌)で1994年から社長を務めていた神田隆夫氏が、5月5日に死去していたことが、28日分かった。67歳。関係者によると病死で、後任には取締役の平田英二氏(49)が就任した。

 神田氏は北洋銀行やクワザワを経て1984年にカブトデコムに入社。創業者の佐藤茂会長(66)の右腕として、専務、副社長を経て社長に就いた。関係者によると、米国在住の佐藤会長は神田氏の葬儀に出席した。カブトデコムは「取材には一切答えられない」としている。

 同社は旧拓銀の支援を受け、バブル期に不動産売買などで急成長。だが、バブル崩壊で過大な不動産在庫と借入金を抱え、経営は急速に悪化。有価証券報告書によると、2011年3月期決算は純損失が183億円で、4700億円強の債務超過に陥っている。<北海道新聞5月29日朝刊掲載>

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