NYマンハッタンの眺め一望、F1レース来年開催 「経済の起爆剤」地元期待 (1/2ページ)

2012.6.3 19:11

ニュージャージー州ウィーホーケンのF1レース場予定地からは、マンハッタンの眺めが一望できる(黒沢潤撮影)

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 【ニューヨーク=黒沢潤】米ニューヨーク市マンハッタンの眺めを一望できるニュージャージー州の2都市で2013年、自動車のF1レースが開催される。一般道路を利用する欧州モナコのF1レースと同様、大勢のファンの来場が見込まれており、地元では停滞気味の経済の起爆剤とするとともに、知名度アップに役立てたい考えだ。

 ハドソン川と平行に延びる直線道路、坂を下りきった地点から右に鋭く折れ曲がるヘアピン・カーブ。

 F1レースが行われるのは、同州西ニューヨーク市とウィーホーケン市にまたがる全長約5キロ。「グーグル地図で(理想的なレース場を)発見した」というレース主催者が同州と2市に打診し開催が決まった。

 来年6月以降に開催の予定で、週末の3日間、走行練習と予選、決勝が順次行われる。一般道路がレース場になることは「世界的に珍しいことではない」(関係者)が、地元は歓迎ムードに沸く。10万人以上の来場が見込まれ、「地元に落ちるカネは約1億ドル(約80億円)」(米メディア)と予想されるためだ。

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