12 無いものを探す潜水者
臨海公園
「なぁ、今の時期って春だよなぁ?」
「う、うん」
そう、まだ肌寒い中、海で素潜りしてるヤツラが数人いるのだ
「どう見ても転生者ですアリガトウゴザイマシタ」
「へ~、あれも転生者か~」
「まぁ、潜っている所悪いが、さっさと集めさせてもらおうか<封時結界・対象・キャロ・末っ子・長女・ユーノ・ジュエルシード・他対象外設定で発動!>」
「結界・・・」
「ん、よし成功だな、ジュエルシードよ、散らばったジュエルシードをここに集めよ!」
目の前に”5個”のジュエルシードが召喚された
「うげ、ってことは転生者の誰かが1個もってるな・・・めんどくさい、とりあえず吸収っと」
散らばってまだ2日だぞ・・・ってことは毎日延々と素潜りして見つけたのか、ご苦労なこった
「戦うの?」
「ここに召喚されないとなると、デバイスに入ってる可能性が高いな、1番簡単な方法で行くか・・・」
「へ~、どんなどんな?」
「うむ、末っ子、よく聞けよ」
「ふぇ!?」
~隠れて結界解除完了~
「あ、あの!」
『!?(なんでこんな所になのはが!)』
「この中でジュエルシードを持っている人がいるはずです、それは危険なものなんです! 渡してもらえませんか?」
なのはを助けて原作介入したいオリ主なら、必ず引っかかるだろう!
名付けて、なのはで釣ろう作戦!
「コレのことかい?」
1人の青年がデバイスから青い宝石を1つ取り出した
マジで釣れたよ、どんだけ介入したいんだよ・・・
他の転生者、めっちゃ悔しそうにしてるし、それでもまだ潜ってる奴までいるし、ご愁傷様だな
「そう、それなの! 渡してもらえますか?」
逆毛の青髪の青年は手渡しながら、真剣そうに言い放った
「こんな危ない物、この世界にあっちゃいけない、俺もお前を手伝いたいんだ! 俺の名前はクレイ・マジェスティ、ミッドチルダからこの世界に休暇にきていた所にこの宝石が降ってきてねそれで「あの!」ん?」
「ごめんなさい」
「え?」
「もうすぐ、ジュエルシードは集め終わるの」
末っ子ぉぉぉぉぉお! 余計な情報を渡してどうする!?
(なのは! 回収は終わった、すぐに離れるんだ!)
「え、何言って、そんな、バカな、まだ2日目だ! そんな簡単に回収できる事件じゃない!」
(でも、コレじゃあ奪ったみたいなの!)
(下心満載でもか? 今の行為はは情報を敵に渡すような行為だぞ、それをわかってやっているのか?)
(でも、だからって!)
「そっちこそ何言ってるんだ? これだけ転生者が居るんだ、誰かの能力で集めてもおかしくないだろう?」
転生者の後ろから、我、登場!
「キャロ!? そんな、この時代に居るはずが・・・・貴様、転生者だな!」
その間にジュエルシードを持った末っ子こ長女が回収
「何を言っている? 我は神に言われジュエルシードを管理するものだ、この姿は仮初にすぎん
(全部嘘だがな!)」
「な、なにをいって・・・」
「転生者が多すぎて、世界が壊れぬように監視していたのだが、世界の危機にすら色恋沙汰が好きな奴が多すぎる」
覗いている転生者数名がビクッっとしていた、あいつらは黒だな
「俺は、そんなコトはない! 地球が消えるような事件になる前に、この事件を解決したいんだ!」
ほぅ、まともな奴も居たのか、だが、事件なんて後2個で終わるんだがな
「なら、忠告しておくぞ人間共、ジュエルシードに関わるな!」
バサッと翼・尻尾・角を出す
『!?』
「もし少しでも地球に害を与えたくないというのであれば、ここに連絡しろ
(名刺を投げ渡す)
ただし、実力行使できたのならば、管理者として鉄槌を下す!」
空へ飛び上がる
(フリード、オプティック・ハイドで透明化してくれ)
『(クキュルー!)』
戦略的撤退!
クハハハハ! 転生者共め、唖然としておるわ!
「(実際空を飛べる魔導師は少なく、飛べても制御が難しいのだが、感覚でやるヤツラがいるからな~・・・)」
「で、末っ子、どうしてあんなことを言った」
きっちり現実を見るようにしてもらわないと、やばそうだな・・・
「・・・私だったら、そうしたいって思うから、だから!」
「なのは・・・」
「もういい」
「え?」
「他人を関わらせて被害を大きくしたいなら、この件から手を引け」
「そんな! 私だって、なにか手伝えることが有ると思うの! みんなで手を取り合えば、事件もすぐ解決するの!」
まぁ、本来なら妥当だろう、転生者さえ居なければ、な
「おぃ、末っ子」
「は、はい・・・」
「例え話をしよう、この事件はある人物が、ジュエルシードを使うために起こした事件だったとする」
「ふぇ?」
「そして、だ 我一人で解決できる事件に素人の転生者を引き連れて解決するわけだ」
「う、うん」
「そして、我がジュエルシードを回収する前に、事情を知る誰かが管理局に渡してしまったら、我は管理局と戦争せねばならん『!?』実際ミッドチルダは管理局の本部がある世界だ、ミッド出身の転生者がいたなら、そろそろ管理局もしゃしゃり出てくるだろう」
まぁこっそり潜入して奪うだけだがな!
「へ~、そうなんだ~」
「汚職まみれの管理局にこの石は物騒すぎる、我が使わねば、願いを歪めて叶える石だ、全て集めて世界平和を願えば、この世界から生物がいなくなる程度には、な」
なのはの顔が真っ青だ、言い過ぎたか?
まぁ、どこぞの聖杯並みの危険物だしな、人の手触れられないほうがいい
「管理できる我が真っ先に回収できなければ、協力している意味が無いのはわかってもらえたか?」
「はい・・・(ショボーン)」
「話は変わるが、魔法のことは友人には話しておけよ?」
「え?」
「まってください! 魔法に関してこの世界で知られるのは犯罪に「ならんよ」え?」
「この世界、魔法有るぞ?」
「え、でもそんなはずは」
「転生系のロストロギアしかり、末っ子しかり、そもそもこの世界にもHGSという謎体系が存在するし、陰陽術も裏では一般的だ、知ってる人は少ないが、超能力、レアスキルはこの世界で大半の人が知っているぞ?」
「そういえば、羽が生える人は知ってるかも」
「この97管理外世界地球は、管理局自体が関わるのを避けている世界だ、現地出身か重大なロストロギア関連でもない限り管理局は手を出さん」
「そんな・・・」
「こそこそ何かをやるのはかわまんが、秘密を共有できる友がいるならば話しておけ、でないとその内、現実抱かれて溺死するぞ」
「う、うん・・・?」
「・・・」
言った意味がわかるのはミユキくらいだな、あの歳でも世界の闇を知ってるわけだし
「まぁ、過ぎたことはもう良い、残りは後2つだ」
「この事件も、やっと終わりが・・・(一時はどうなるかと思ったけど、なんとかなりそうだ)」
「あの、私、最後まで手伝いたいの!」
「・・・分かった、ただし転生者が現れたら、きっちり対応するんだぞ?」
「はい!」
そう、なのはを襲う転生者なんて、フェイトの協力者か、頭の狂ったやつしか居ないのだ
なんという安置、しかもフェイト組も主人公殺すような阿呆は居ないだろ・・・
あれ? シリアス展開になってしまった、だと!?
仕方ないので帰ったらハヤテの乳を揉もう
深夜のベッド
「な、なんや!? 今日はえらい積極的やん///」
ギュ(ハヤテ分を補充中)
(闇の書、転生者で直せる奴が居るかもしれんが、そんなものに期待するより、我にはジュエルシードがある)
「必ず助けるから(ボソ)」
「ふぇ? あ、ちょ、そんなん押し付けられたら興奮してまうやん・・・・(Zzzzzz)って寝とんのかい!」
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