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福島県に介護職員 派遣始まる6月4日 22時10分
原発事故の影響で、福島県内の介護施設では、71の施設で、幼い子どもがいる職員などを中心に合わせて226人が職場を離れていて、働き手の不足が深刻化しています。
こうしたなか、全国から応援の介護職員を派遣する取り組みが始まりました。
この取り組みは、全国の社会福祉施設の経営者でつくる団体が行うもので、4日は、北海道や福岡県などから派遣された第1陣の4人が到着しました。
4人は、南相馬市と飯舘村の4つの特別養護老人ホームに応援に入ることになっていて、受け入れる施設が合同で歓迎の式を開きました。
式では、飯舘村の特別養護老人ホームの三瓶政美施設長が「ご支援をいただく全国の関係者の皆様に心より感謝を申し上げます」とあいさつしました。
南相馬市の施設に派遣される浦野直子さん(49)は「利用者の方が笑顔になれるよう、そして職員の助けになれるように頑張りたい」と抱負を語っていました。
派遣された4人は、経験が10年以上のベテランが中心で、これから3か月間、施設で勤務します。福島県の調査によりますと、県内の介護施設では、原発事故のあと、71の施設で、幼い子どもがいる職員などを中心に合わせて226人が職場を離れていて、働き手の不足が深刻化しています。
厚生労働省なども、応援の介護職員を継続的に確保できるよう全国に呼びかけていきたいとしています。
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