離脱需要拡大にブレーキ 電力不足で供給増やせず ツイート
2012/06/04
電力会社から新電力 (特定規模電気事業者) への電気の購入先の切り替え、いわゆる離脱需要の拡大に急ブレーキがかかっている。 東日本大震災後の電力不足により新電力が供給力を積み増せないためだ。 本紙の電力10社を対象にした調査によると、2012年4月の離脱需要は前年同月から4千件増・8万5千キロワット増にとどまった。 11年4月の1万件増・140万キロワット増から大幅に縮小。 競争促進が叫ばれる中、まずは十分な供給力確保が大前提であることがあらためて浮き彫りになった。
10年度までの数年間、新電力各社は積極的な需要獲得活動を展開。 離脱需要も着実に拡大を続けていた。 しかし11年度は、震災により状況が一変。引き合いは増えたものの、「売るものがない」 (ある新電力) 状況だったという。 (本紙1面より抜粋)
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