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【プロ野球】

HayatoMurataで突っ走れ交流戦V

2012年6月4日 紙面から

オリックス−巨人 オリックスに勝ち、笑顔を見せる坂本=京セラドーム大阪で(武藤健一撮影)

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◇巨人6−0オリックス

 巨人は3投手で無失点リレー。ホールトンが7イニングを2安打で4勝目。山口は8回を完璧。打線は3回に坂本、村田の連続適時打で2点。5回に坂本の適時打、7回には村田の2点二塁打などで加点。オリックスの金子は7回途中6失点。

     ◇

 “H(勇人)M(村田)砲”が破壊力を増してきた。巨人は3番・坂本、4番・村田のコンビがチーム6得点のうち、計5点をたたき出す荒稼ぎ。金子をあっさりと攻略し、貯金を今季最多タイの8に戻した。

 先制パンチを放ったのは3回だ。藤村の内野安打と暴投で1死二塁とすると、まずは坂本が右中間を破る先制の適時二塁打。さらに村田が返す刀で中前にはじき返す連続タイムリー。坂本は5回、村田は7回にも適時打を放ち、貧打に苦しんだ序盤戦がうそのように楽々と得点を重ねた。

 開幕当初、原監督は長野を3番、阿部を4番に据えるジグザグ打線構想を準備。坂本は1番、村田は5番に入るオーダーでシーズンインした。ところが、小笠原の故障や新外国人ボウカーの不調などもあり、いまひとつ機能せず。さらに阿部が腰の張りを訴えて欠場したことで、急きょ「3番・坂本、4番・村田」の打順が実現した。スクランブルとして選択したオプションだったが、これがはまった。5月1日の広島戦(東京ドーム)でクリーンアップに坂本と村田が並んで以来、チームは17勝5敗3分けの快進撃。巨人の逆襲は盤石投手陣の踏ん張りに加え、2人の好調が支えている。

 後を打つ村田は「勇人は得点圏で強いので、楽に打席に入らせてもらっている。同じ右打者なので、配球を見られますし」と“並び”のメリットを強調。早いカウントから打ちにいくタイプの坂本にとっても、どっしりと球を見ていく村田が控えることで、より積極性が光る好循環が生まれている。1・5ゲーム差で首位を走る交流戦も残り10戦。HM砲の勢いで、このまま突っ走る。 (臼杵秀之)

 

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