今後の展望
では、これからの時代に求められる税理士とはどういうものなのでしょうか。
事務処理をするだけの税理士は近い将来廃業に追い込まれるでしょう。会計ソフトで十分だからです。
事務処理屋さんに大金を注がなくても、頭を下げてお願いしなくても、パソコンがあれば、安価で気持ちよく仕事を任せられるのです。
また、会計ソフトであれば、必要なときに必要な書類を瞬時に作成することができます。
月ごとの試算表も〆後すぐに作成することができるのです。
今までならば「伝票が上がるのが遅いから、まだ試算表なんて作れないよ。」といういいわけが通っていたのに、「それじゃ、顧問を辞めてください。」と言われる時代となったのです。
会計ソフトにできなくて、人間だからこそできること。
それは税や経営のコンサルタントです。
会計ソフトを利用している経営者に対して、その書類から企業の展望や新たな可能性を提供できるところが生き残っていくでしょう。
都市部では既にこういう流れが始まっています。
しかし、地方では、未だに旧体制の税理士事務所が多いです。
旧体制を変えて革新していくパワーがある税理士が増えていくこと期待しています。