進路
税理士登録者の約9割は独立開業しています。税理士の報酬は毎月顧問料をもらうのが一般的ですので、顧客が増えれば毎月定期的に入る収入が増えます。
さらに毎月の報酬に加え、確定申告・相続税業務などの単発業務による収入も発生するので、税理士は一度顧客がつけば安定した収入が得られる職業だといえます。しかし、自分が経営者ですから、責任は大きいですし、ライバルも多いです。
また、主な収入源であった記帳代行は会計ソフトの浸透によって最近は減少傾向にあります。
それに対し、会計事務所や税理士事務所に就職する場合は、全ての責任を自分が負うわけではなくなるので、精神的には楽といえます。会社から給料がでるので、最初から収入も安定します。また、金融機関や一般企業の税務部門に所属するという道もあります。
どちらに進むにしろ、これからの税理士には基本的な税務業務のほかに、経営コンサルタントとしての立場がますます求められているといえます。