試験科目
税理士試験は、税理士となるのに必要な学識およびその応用能力を有するかどうかを判定するために行われます。
試験は、必須科目として会計学に属する科目(簿記論及び財務諸表論)の2科目があります。他に選択必須科目として所得税法、法人税法のうち1科目以上選択、選択科目として、所得税法、法人税法、相続税法、消費税法または酒税法、国税徴収法、住民税または事業税、固定資産税のうち受験者の選択する科目(所得税法または法人税法のいずれか1科目は必ず選択が必要)について行われます。
各科目の合格基準点は満点の60%です。合格科目が会計学に属する科目2科目及び税法に属する科目3科目の合計5科目に達したときに合格となります。なお、税理士試験は科目合格制をとっており1科目合格すればその科目は一生有効なので、受験者は一度に5科目を受験する必要はなく、1科目ずつ受験してもよいことになっています。平成20年度の科目平均合格率は13.9%でした。