これからの税理士
税理士の仕事は法律で定められた業務のほかに、最近ではますます活躍のフィールドが広がっています。
近年は税法の複雑化、高度化、国際化が進んでおり、その一方で景気の長期低迷傾向にあるため、税理士に期待される仕事は、単に税務・会計に関する分野にとどまらず、企業の経営そのものに関わる分野にまで拡大しています。
例えば、経営計画や財務戦略、リストラに関する税務・組織の再構築、国際化に伴う国際税務、企業の情報化に伴う会計・税務システムの提案・構築など、企業経営全般に関する各種提案・アドバイスです。
個人に関しては、相続・贈与など個人資産に関わるさまざまな相談が寄せられています。また、税理士は行政書士となる資格もあり、税理士業務に付随して社会保険労務士業務を行うこともできます。
このように税理士の仕事は非常に広い範囲にわたっています。資格をとるのも難しく、たいへんな仕事ではありますが、経済活動のあるところ全ての分野・地域で活用できる重要な職業です。