年金も控除できる

年金も控除できる

皆さんがもし確定申告を自分でするような場合、知っておきたいのが基礎控除のほかの所得控除です。基本的に社会保険控除、生命保険料控除、損害保険料控除、扶養控除などがあります。

 

 

自動的に差し引くことができる基礎控除とは違って、これらはそれを証明する書類などが必要となってくるのできちんと用意しておきましょう。

 

 

こうしたことは企業に勤めていて、会社が自動的に年末調整をしてくれる方にはなじみがないことかもしれませんが、もし週末アルバイトなどをしていたり、農作をしていたり、株式やFX取引などで収支があるときなどは確定申告の必要があるので、こうした控除が還付金の額を左右するので、忘れないでください。

 

 

皆さんが当然のように支払っている、むしろ会社に勤めている場合はほぼ強制的に差し引かれている社会保険料、年金保険料も所得から差し引くことができるので、忘れないでください。これは公的な年金保険だけではなくて、個人の保険年金基金などへの支払いも一定額、例えば年間8万円以上の個人年金保険料を支払った場合、所得税の4万円、そして住民税の2万8千円が控除されることになります。

 

 

公的年金の将来的な運用が危ぶまれている最近では、こうした個人年金基金の方に私的に年金を貯めておく人も多く、その上しっかり所得税の控除として認められているので、考え方によっては、悪くない支出、積み立てともいえなくもありません。

 

 

の他に、もし余剰金があれば、運用の確かなところに預けることも必要でしょう。控除される個人年金保険には一定の条件がありますので、その部分も契約時に確認してください。