相続税の基礎控除

相続税の基礎控除

相続税には基礎控除があります。基礎控除以下の場合は相続税は払わずに済むので税務署へ報告する必要もありません。

 

 

 

ではそんな相続税の基礎控除ですがどのように出すか知っていますか?相続税の基礎控除額=5,000万円+(1,000万円×法定相続人の数)が計算式となっています。もし法定相続人の数が3人いて1人がその権利を放棄したとしても法定相続人は3人のままということになります。

 

 

 

なのでこれを見る限り、遺産が6,000万円以上ないと相続税は発生しないということになりますよね。一般サラリーマンの家庭にとっては相続税はあまり関係ないのかもしれません。また、受け取る遺産の金額によっては相続税の税率も変わってきます。
 

 

税率は10%から最高50%となっています。50%というと半分の遺産を持っていかれることになりますよね。ちなみに50%の税率は2億円の法定相続分に対する取得金額がある場合です。分かりやすいように例を挙げると現金1億円の遺産があり、配偶者と子供1人が相続する事になるとします。

 

 

 

2億円−相続税の基礎控除(5,000万円+1,000万円×2人)=1億3,000万円となり、これを2人で分けるので6,500万円となります。

 

 

 

そして5,000万円超〜1億円以下は30%の税率に対して700万円が控除されるので6,500万円×30%−700万円=1,250万円。2人の相続税は2,500万円という計算になります。