相続でもめる事例
相続でもめるケースは、いろいろとあります。しかし代表的な事例には、いくつかのものがあります。まずは、家庭事情が複雑なケースがあります。
特に異母兄弟の場合には、それまでのいきさつなどもあって、兄弟の間で感情的にもめることも少なくありません。また先妻と後妻が絡んでくると、話がもっと複雑になってしまうこともあります。
また、親がなくなって、兄弟がいたとします。このとき兄弟のいずれかに孫がいる場合も、けっこうもめる原因となることもあります。つまりおいや姪と遺産を分け合うときにどうするかという問題が出てきてしまうのです。
さらに、面倒を見た見ないで相続問題がこじれることもあります。なくなった人と同居をしていて、いろいろと面倒を見てきた人は、面倒を見てこなかった別居の相続人の相続分を減らしたいという思惑が出ます。
このとき別居の相続人が引っ込めばいいのですが、相続の主張をしてくると、話し合いが不調に終わる可能性もあります。