退職金と確定申告
もし退職金を受け取った時には、退職所得が発生をします。この退職所得も所得の一種であることに違いはありませんから、所得税を納めないといけません。
ところで、退職金を受け取った時に、税務署にいって、確定申告をしないといけないという風に思う人もいるかもしれません。しかし退職所得に対する所得税については、確定申告をする必要はないと思ってもらって結構でしょう。
というのも、退職金を受け取るときに、会社の方で「退職所得の受給に関する申告書」という書類を渡されると思います。この申告書に事前に必要事項を記入しておけば、給与所得の時と同じように、必要な税額については、会社の方で源泉徴収を行ってくれます。
つまり事前に支払うべき所得税額については、支払われている状態で、退職金を受け取ることになるわけです。
ですから、翌年の2月中旬から3月中旬にかけて、確定申告をする必要はありません。会社によって多少手続きが変わるかもしれないので、事前に確認をしておきましょう。