遺産をもらった時
相続税は亡くなった親族などから遺産をもらった時に課税される税金です。現金だけでなく土地や建物、貴金属などの資産も含まれます。受取った遺産の額から基礎控除を差し引いた金額に対して課税される仕組みになっています。
親から受け継いだ大切な資産を、少しでも多く手元に残すためには節税対策が重要となります。相続税の節税対策としていくつかの方法があります。
まず、課税財産を非課税財産に変更することです。非課税として認められているものには、生命保険金や退職手当金があります。生命保険金は、法定相続人ひとり当たり500万円が非課税となり、退職手当金も同じように法定相続人ひとり当たり500万円が非課税となります。この退職手当金は死亡退職にともない支給される退職金のことです。
土地や建物に関しても評価額が最大で80％引きになる制度がありますので有効に利用すると良いでしょう。
また、相続税には税額控除が6種類ありますので適用する場合には全て利用しましょう。配偶者控除や未成年者控除、贈与税控除などの税額控除があります。なかでも配偶者控除は相続する遺産が1億6000万円以下の場合は相続税はかかりません。かなりの金額が非課税となるのです。
この様に財産の評価額を低く抑えたり税額控除を利用することによって相続税は節税することが出来ます。