内閣改造:集団的自衛権行使容認の発言繰り返す…森本氏 

毎日新聞 2012年06月04日 11時59分(最終更新 06月04日 13時05分)

 野田佳彦内閣の改造人事で4日、民間から初めて防衛相に起用される見通しとなった森本敏・拓殖大大学院教授は、集団的自衛権の行使を容認する発言を繰り返してきた。民間人が防衛安全のトップとして適任か、民主党の政策と齟齬(そご)はないのか。識者からも賛否の声が上がった。野田政権発足約9カ月で2度目の大臣交代劇に関係者から厳しい声も聞かれた。

 森本氏は「親米」「タカ派」の論客として知られている。政府の会合や大学の講義の傍らで、テレビのバラエティー番組などにも多数出演し、お茶の間での知名度も高い。

 持論は、アメリカとの同盟強化。集団的自衛権の行使についても容認する発言を繰り返し、自身の著書でも「これをなくして日本の安全保障戦略を前に進めていくことはできない」と主張。9条を含めた憲法改正にも積極的だ。

 焦点となっている米軍基地問題については「経済効果や国際交流といった前向きの側面を含めて評価すべきだ」と言及しており、地元の負担軽減に慎重な見方を示している。

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