年末調整とは
毎月支払われる源泉徴収額は、年間の所得を見越しての月割り計算となりますので、当然確定されたものではなく、誤差が生じます。
例えば1月に30万円のお給料を支払うとして、毎月30万円ならば年間の所得は360万円となります。しかし下半期に入り体調不良を理由に欠席する日が増え、給料が25万円まで下がったとします。
すると、年間所得に30万円ほどの差額が生じます。上半期は年収360万円を見越して税金を納めていたため、当然税金を余分に払っていたことになります。この場合、この差額を個人は還付してもらえる権利が生じるわけです。
このように、支払った税金と、確定した税金との差額を精算することを年末調整と言います。所得は1月1日から12月31日までの所得分で考えられますので、この手続きは年末に行われることになります。
年末調整でいくらか払いすぎた税金が戻ってくると、臨時のボーナスが入ったみたいで少し嬉しかったりするものです。