受任通知の効力
ほとんどの人が債務整理をするときに、弁護士などの専門家に相談をするかと思われます。
このとき、弁護士は債務整理の依頼を引き受けると、債権者に受任通知というものを郵送します。受任通知を受け取ると、債務者に対して、借金の取り立てをすることができなくなってしまいます。その効力は、どの債務整理においても有効といえます。
任意整理の場合には、和解が成立するまでの間、債権者が取り立てをすることができなくなります。
個人民事再生の場合には、手続き上10カ月程度かかるのが一般的です。しかしこの間、返済義務はなくなります。ただし裁判所の中には、積立という制度があって、返済予定の額を工面しておかないといけないという条件を設けている場合もあります。
自己破産については、最終的には、認められればその後の返済義務はなくなります。ということは、受任通知を債権者が受け取ってからは、実質上、一切の返済の義務がなくなるということになります。
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