債務整理の現状
債務整理についてであるが、2004年ごろから、相談件数が急激に増えてきたといわれている。これはもしかすると、貸金業法の改正が、密接に関係をしているかもしれない。
貸金業法の改正によって、金利は利息制限法を適用すべきという風に変わってきたとされている。このため、大手の消費者金融は軒並み、利息制限法で規制されている金利に、ぐっと下げるようになってきている。
そこで問題になってくるのは、過払いの問題である。グレーゾーン金利という非合法な金利設定で利息支払いをしていたので、余計なお金を支払っているのでは?という疑問が、利用者の方に出てきたのである。このため、自分の債務を整理したいと弁護士や司法書士に相談をする利用者が急増したとみられる。
貸金業法の改正は、ニュースなどで取り上げられることもあったので、注目が集まったということも関係しているかもしれない。
実際、中小の消費者金融では、返済だけの受付対応にしていて、貸付のサービスを停止しているところもあるという。