民主党の小宮山泰子衆院議員(埼玉7区)が、兄の関係する宝くじ販売会社の借入金を連帯保証したとして、さいたま地裁川越支部から議員歳費の差し押さえ命令を受けていたことがわかった。
東京地裁は今年1月12日、この会社に融資した男性が1500万円の返還を求めた訴訟の判決で、小宮山議員の連帯保証の成立を認め、全額の支払いを命じた。
小宮山議員の弁護士によると、この判決を受け、男性が差し押さえを申し立て、遅延損害金を含む約2100万円分の議員歳費の差し押さえが命じられた。兄は会社経営に関わっていたが、小宮山議員は借用証書に署名しておらず、連帯保証人ではないとして、1月31日に控訴したという。
小宮山議員の兄は2010年、上場企業買収の出資名目で現金をだまし取ったとして警視庁に逮捕され、東京地裁で公判中。