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コスタリカのスポーツ


コスタリカのスポーツといえば、どうしてもサッカーの話題ばかりになってしまいがちです。
それだけコスタリカ人にとってサッカーは生活の一部となっているのでしょう。そこでまずは、その代表的スポーツ「サッカー」についてご紹介します。
でも、あまり知られていませんが、バレーボールや水泳などもひそかに盛んなのです。
少しずつ、それらのスポーツについても紹介していきます。



視聴率90%?! 国民的スポーツサッカー

「サッカーに道具は要らない」。海辺でココナッツの実が落ちていると自然と人が集まってきて蹴り始めます。
政党とひいきのサッカーチームに関しては干渉しないというのが、コスタリカの中で暗黙の了解となっています。それほど、サッカーにはこだわりを持っているようです。うっかり相手のひいきのチームの悪口を言おうものなら、そこで大喧嘩が始まります。喧嘩といってもひいきのチームがいかにすごいのかを延々と意見を交わすだけですが。
週2回行われるリーグ戦ののある日は外食産業もあがったりです。大型のテレビのないところはまず人は入りません。
代表の試合のあとは、見なくても結果がすぐ分かります。勝てば町中クラクションを鳴らしながら車が練り歩きます。次の日には、どこかのバス停の屋根が壊されています。やれやれ。
コスタリカには、女子プロサッカーリーグがあります。近所の小学生の女の子もサッカーチームに所属しており、よくフェイントの真似事をしています。
ある程度の企業になると、敷地内にサッカー場を持っていて、昼休みに昼食をとる時間を惜しんでサッカーをします。私もよくおっさんたちとサッカーをしたものです。
これらを考えると視聴率も90%を超えるのもうなずけます。サッカーは生活の一部なのです。
ちなみに、2005年9月現在、FIFA世界ランキングでは19位に位置しており、日本の16位を考えると同じくらいの力だといえます。


90年ワールドカップ初出場ベスト16入り
2002年日韓共同開催ワールドカップでも破竹の勢いの大善戦
今でもコスタリカ人とサッカーの話をすると、90年ワールドカップの話を昨日のことのように語ります。
90年ワールドカップにおいて、初出場にしていきなりベスト16入りしたのです。サッカーをこよなく愛するコスタリカ人にとって、当時の栄光は今でもコスタリカ人の誇りなのでしょう。
2002年ワールドカップ北中米カリブ海地区予選においても、ホームグラウンドのアステカスタジアムで52戦無敗を誇るメキシコを倒し、そのままの勢いで2度目のワールドカップ出場を果たしたのは記憶に新しいです。
2006年ドイツ大会での出場もほぼ確実となりました。メキシコ、アメリカはすでに出場を決めました。次はコスタリカの番です。


コスタリカ2006年ワールドカップドイツ大会出場決定!

10/8に行われた、最終予選でアメリカを3-0で下し、2大会連続3度目のワールドカップ出場を果たしました!
当日のアメリカのメンバーは、主力選手を欠いていましたが、それでもコスタリカの3つのゴールはとても素晴らしいものでした。
本大会では対日本との試合を見てみたいです。



紫ドラゴン日本上陸、"サプリッサ” トヨタカップ出場を果たす!

あれよあれよ言う間に出場を決めてしまいました。
世界クラブ選手権において、強豪ぞろいの北中米カリブ海地区での代表権を獲得しました。トヨタカップといえば、チケットが取れずに悔しい思いをしたことが今でも思い出されますが、そのトヨタカップにコスタリカのチームが出場するなんて。
ぜひ1つでも2つでも勝って日本にその名を刻んで欲しいものです。
トヨタカップはトーナメント戦なのでかく上相手でもどうなるかわかりません。IFFHS世界クラブランキングでは137位と、日本のクラブチームの最上位のジュビロ磐田の234位と比べても評価は高いです。特徴的なのは、コスタリカで唯一外国人選手がプレーしていないチームであるということ。
先日日本人の青年がふらっとサプリッサのチームに入ろうとやってきたらしいです。もし評価されて同チームでプレーすることになれば、初めての外国人プレーヤーとなります。頑張れ!

サプリッサ情報はこちら(西語)


コスタリカプロ1部リーグチーム紹介

現在、コスタリカプロ1部リーグは12チームから構成されており、全チームホーム&アウェーで総当たりのリーグ戦形式になっています。
ただし、2003年から少しシステムが変更し、少し複雑です。
まず、あらかじめ12のチームをグループA、Bに分けます。分けたからといって、その中のチームでリーグ戦をするのでなく、全チームと総当たり戦を行います。その試合の結果をもとに、グループごとに順位をつける。
そしてすべて終わったあと、グループAの1位とグループBの2位、グループBの1位とグループAの2位とでセミファイナル(準決勝)を行い、それぞれの勝ったチームがファイナル(決勝戦)を行い、優勝を決めるというシステムです。


コスタリカ1部リーグチーム紹介

グループA チーム名 本拠地 チームカラー 代表選手(ポジション)
エレディアーノ
(Herediano)
エレディア(Heledia) Jafet Soto(Vo)
アラフエレンセ
(Alajuelense)
アラフエラ(Alajuela) Carlos Hernandez(Vo)
プンタレナス
(Puntarenas)
プンタレナス(Puntarenas) M Alpizar(Vo)
リベリア
(Liberia)
リベリア(Liberia) -
サンタクルセーニャ
(Santacrucena)
グアナカステ(Guanacaste) -
ラモネンセ
(Ramonense)
サン・ラモン(San Ramon) -


グループB チーム名 本拠地 チームカラー 代表選手(ポジション)
サプリッサ
(Saprissa)
ティバス(Tibas) W Centeno(Vo)
ブルハス
(Brujas)
エスカス(Escazu) W Sunsing(FW)
ペレセレドン
(Perez Zeledon)
サン・イシドロ(San Isidro de General) G Segura(Vo)
カルタヒネス
(Cartagines)
カルタゴ(Cartago) R Cordero(DF)
カルメリータ
(Carmelita)
アラフエラ(Alajuela) -
サントス
(Santos)
グアピレス(Guapiles) -
                            
ポジションの略称: FW:フォワード、MF:ミットフィルダー、DF:ディフェンス、VO:ボランチ、GK:ゴールキーパー
注)これらの記載はサッカー少年ロイ君の助言・指導に基づいて行われております。

コスタリカ代表チーム紹介

コスタリカ代表は半分以上を占める海外組みを除くと、SaprissaとAlajuelenseの選手のみから構成されています。
だからこそ、チームワークには不安がないという意見もありますが、私個人的には、もっといろいろなチームからいい選手が育って、バラエティーに富んだ代表チームを作ってほしいと思っています。
下記が、今言われている代表メンバーです。
注目すべきは、ストライカーWanchopeです。彼は、イギリスのマンチェスターシティー、スペインのマラガをへて2005年7月に現在のチームに移籍しました。
彼の公式HP(西語)で、カタールのガラファへの移籍は満足しているとコメントしています。全盛期は過ぎたかも知れませんが、まだまだコスタリカにとって必要な存在です。

GK:Porras(Saprissa)
DF:Wallace(Alajuela) DF:Martinez(イタリアBrescia) DF:Umana(アメリカGalaxy) DF:Miller(ノルウェー)
VO:W Centeno(Saprissa)
MF:S Bryce(キプロスAnorthosis) MF:C Hernandez(Alajuela)
MF:R Gomez (Saprissa)
FW:Wanchope(カタールGharrafa) FW:W Parks(ロシアSaturno)

ポジションの略称: FW:フォワード、MF:ミットフィルダー、DF:ディフェンス、VO:ボランチ、GK:ゴールキーパー
注)これらの記載はサッカー少年ロイ君の助言・指導に基づいて行われております。

なお、Guima監督に代わってからの快進撃はすさまじく、上記のメンバーとは多少異なるところがあります。
今は、5-3-2のシステムが定着しているようです。



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