「サッカーに道具は要らない」。海辺でココナッツの実が落ちていると自然と人が集まってきて蹴り始めます。
政党とひいきのサッカーチームに関しては干渉しないというのが、コスタリカの中で暗黙の了解となっています。それほど、サッカーにはこだわりを持っているようです。うっかり相手のひいきのチームの悪口を言おうものなら、そこで大喧嘩が始まります。喧嘩といってもひいきのチームがいかにすごいのかを延々と意見を交わすだけですが。
週2回行われるリーグ戦ののある日は外食産業もあがったりです。大型のテレビのないところはまず人は入りません。
代表の試合のあとは、見なくても結果がすぐ分かります。勝てば町中クラクションを鳴らしながら車が練り歩きます。次の日には、どこかのバス停の屋根が壊されています。やれやれ。
コスタリカには、女子プロサッカーリーグがあります。近所の小学生の女の子もサッカーチームに所属しており、よくフェイントの真似事をしています。
ある程度の企業になると、敷地内にサッカー場を持っていて、昼休みに昼食をとる時間を惜しんでサッカーをします。私もよくおっさんたちとサッカーをしたものです。
これらを考えると視聴率も90%を超えるのもうなずけます。サッカーは生活の一部なのです。
ちなみに、2005年9月現在、FIFA世界ランキングでは19位に位置しており、日本の16位を考えると同じくらいの力だといえます。
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