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日吉キャンパス 法律
出身校:慶應義塾女子高等学校
内部進学なので受験勉強をしてこなかったこともあり、法律というひとつの専門分野を集中的に勉強したいと思って法律学科へ進学しました。将来のことはまだ決めていません。法律の仕事といえば法令を当てはめることだと思っていたのに、勉強してみるとそうではありませんでした。そのときその人がどうしてその行動を起こしたのかということが大事で、とても人間味のある学問だということがわかり、法律を活かした仕事にも興味を持ち始めたところです。
大学は時間割も自分で決めるし、授業がない日もあります。みんなそれぞれ自分のやりたいことをやるスタイルだからこそ、時間の使い方をきちんと考えたほうがいいと思います。私自身、だらだら過ごしていたらあっという間に1年間が終わってしまったな、と少し反省しているところです。ただ、たくさんある授業の空き時間に本を読むようになったことはよかったことです。高校までは好きな本しか読まなかったけれど、興味を持って読書をするようになってからは、さまざまなジャンルの本を読みたいと思うようになりました。
『ティファニーで朝食を』 トルーマン・カポーティ(新潮社)
仲のよい友だちに教えてもらって読み始めてから、カポーティの小説が好きになりました。カポーティの話に出てくる人は皆、現実世界では考えられないような人たちなのですが、魅力的で共感できます。読んでいる間は現実から離れられるし、刺激にもなっています。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
| 第1時限 | 英語 | 憲法 | 法学 | 倫理学 | ||
| 第2時限 | フランス語 インテンシブ |
心理学 | 民法 | 刑法 | 法の基礎 | |
| 第3時限 | 英語 | フランス語 インテンシブ |
フランス語 インテンシブ |
近代思想史 | ||
| 第4時限 | 自然科学研究会 | |||||
| 第5時限 | フランス語 インテンシブ |
日吉キャンパス 政治
出身校:清心国際高等学校(韓国)
私は高校卒業まで韓国で育ち、日本の慶應義塾大学へ進学しました。卒業後は韓国で外交官として働きたいと考えているので、政治学科で国際政治を専門的に学びたいと考えています。現在は大学の寮で生活してます。寮では食堂でご飯を食べるので、たくさんの人たちと食事を共にする機会があり、交流も深まって友だちもできました。能のサークルにも参加しています。能のことは詳しく知らなかったのですが、日本の昔の話なのでおもしろいと思います。セリフの言葉には日本の昔の言葉が出ます。外国人だからかもしれませんが、言葉自体がとても綺麗だと感じています。
英語はインテンシブのクラスで学んでいます。宿題など大変なこともありますが、選択してとてもよかった。私は「外国語は使ってなんぼ」だと考えているので、機会は多いほうがいいと思っています。高校時代には、基本的な外国語の実力をつけておいたほうがいいでしょう。大学に入ったときちょっと高いレベルに挑戦できる程度の力があれば、より実力を高めていくことができるからです。
『The Art of War』 Sun Tzu
『孫子の兵法』です。高校の入学許可が出たとき、全員読むようにと言われて読みました。読んでみて感じたことは、人生にも適用できるということです。書いてあるものに沿って行動すれば、人間関係を築くときにもリーダーシップを発揮できるだろうと考えています。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
| 第1時限 | 政治基礎Ⅱ | 法学基礎 | 英語インテンシブ | 社会学 | ||
| 第2時限 | 政治基礎Ⅱ | 法学基礎 | 歴史Ⅱ | 社会学 | 心理学 | |
| 第3時限 | 政治基礎Ⅱ | 英語インテンシブ | 日本語 | |||
| 第4時限 | 英語インテンシブ | |||||
| 第5時限 | 英語インテンシブ |
日吉キャンパス インテンシブコース
出身校:GREENGATES SCHOOL(メキシコ)
中学・高校をメキシコで過ごしました。メキシコでもスペイン語を勉強していたので、大学に入ったらもっとスペイン語を磨こうと思ってインテンシブコースを選択しました。僕は将来、南米でインフラ整備の仕事をしたいと思っているのでスペイン語は必須です。メキシコでは今でも、富裕層が住んでいるようなマンションでさえ、蛇口をひねったら真っ白な水が出てくる。そういうことが変えられたらいいなと思っています。
インテンシブコースの前期はそれほど大変だと思わなかったのです。が、後期になって文法で苦労しました。でも、ものすごく大変だと思ったことはありません。16人のクラスなので先生との距離も近く、先生の旅行体験を聞くのも楽しみのひとつです。クラス旅行に行ったりしながら、みんなで和気あいあいとやっています。先日、4年生に「大学時代、何をやったと胸を張れますか」と聞いたら、「インテンシブをやったことがよかったな」と答えてくれました。大学時代に何か一つ打ち込むことができるなら、それがインテンシブでもいいのではないでしょうか。インテンシブコースには飛び込む価値があると思いますよ。
『ラテンアメリカ 出会いのかたち』 清水透ほか 編著(慶應義塾大学出版会)
「地域文化論」で指定された教科書ですが、ラテンアメリカを研究する先生方がどのようにラテンアメリカと出会って研究するようになったかという話です。メキシコの盗難市の話は僕にとってはとても身近なものだったので歴史的背景がわかりおもしろく読みました。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
| 第1時限 | 憲法 | 法学 | 法の基礎 | |||
| 第2時限 | 心理学 | 民法 | 刑法 | |||
| 第3時限 | 歴史 | 経済学 | 地域文化論 | 地理学 | ||
| 第4時限 | スペイン語 インテンシブ |
スペイン語 インテンシブ |
スペイン語 インテンシブ |
|||
| 第5時限 | 英語 | スペイン語 インテンシブ |
日吉キャンパス 人文・自然
出身校:Kumon Leysin Academy of Switzerland(スイス)
専門以外の分野を深く勉強できるカリキュラムがあることは入学前から知っていました。でも、実際に生物学や環境学をここまで深く突っ込んで学べるとは想像していませんでした。1年生で入った日吉の自然科学研究会では、生物多様性を学ぶために夏休みに4泊5日で西表島まで行き、2年生の夏休みには、ワシントン大学へ短期留学。各国から集まった学生と共にフィールドワークを行うなど、刺激的な体験ができました。
現代における社会問題は何でもそうですが、ひとつの学問分野だけで解決できません。環境問題ひとつとってみても、経済学、法律学、生物学などを含めて環境問題ととらえる必要があるでしょう。そのため、僕自身、引き出しを多くし視野を広く持つことが大事なことだと考えています。慶應義塾大学法学部では、法律学・政治学以外の分野についても教養的なレベルに終始するのではなく、セカンドメジャーのレベルまで深く学ぶことができます。楽をしようと思えばできますが、この恵まれたカリキュラムを使い倒して自分のものにできるかどうかで、得られるものの大きさが変わってくると思っています。
『一九八四年』 ジョージ・オーウェル(早川書房)
高校時代に英語で読み、新訳が出たので読み直しました。
全体主義へのアンチテーゼが作品のテーマになっています。1948年に近未来を予測して書かれたものですが、賞味期限切れにはなっていない。知識を積み重ねること、知ることの大切さを考えさせられます。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
| 第1時限 | 経済原論Ⅱ | 基礎数学Ⅰ | ||||
| 第2時限 | 行政学Ⅰ | フランス語 | 経済原論Ⅱ | 英語 | 数学Ⅰ | |
| 第3時限 | フランス語 | 地域文化論 | ||||
| 第4時限 | 英語 | 人文科学持論Ⅰ | 日本外交史Ⅰ | 西洋外交史Ⅰ | ||
| 第5時限 | 英語 | 人文科学持論Ⅰ |
三田キャンパス 法律
内藤恵ゼミ(労働法・社会保障法)
出身校:宮城県第一女子高等学校
私が地方出身だということもあって、入学当初は慶應義塾の内部生に対して気後れがありました。でも話してみると意外とみんなふつうの子なんだなということがわかって一安心。いまは、いろんな価値観があっておもしろいと思うようになりました。日吉キャンパスは緑が多く、田舎の雰囲気に似ていたのでその点でも安心して通うことができました。
3年生からは三田校舎です。ゼミは労働法・社会保障法のゼミを選択しました。なぜかというと、大学に進学して勉強させてもらったからには、「弱者」のための勉強をしたいと考えたからです。もちろん、ゼミ紹介ときの先生のお話に感銘を受けたことも理由の一つです。ゼミではペアを組んで1回1時間から1時間半の発表をするのですが、先生からは、「発表のためにはその3倍の資料を集めなければいけない」といわれています。発表者は、実際に論文には使わない、書かないかもしれないことについても、知識のすそ野を広げておかなければいけないというのです。だから、ゼミ発表のための準備は正直言って大変です。でもそれ以上のやりがいも感じています。
『太陽の子』 灰谷健次郎(角川書店)
小学校高学年から中学校にかけて読んだのは、灰谷健次郎さんの本。母の影響です。初めに読んだのは『兎の目』だったでしょうか。子どもってそんなにいろんなことを考えているのだろうかと衝撃的だったことを思い出します。今でも読むといつも考えさせられます。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
| 第1時限 | 国際武力紛争法 | |||||
| 第2時限 | 民法(債権総論) | 国際私法Ⅰ | 医事法 | |||
| 第3時限 | 労働法Ⅰ | 政策と法 | 行政組織法 | |||
| 第4時限 | 経済法Ⅰ | 社会保障法 | ゼミ | |||
| 第5時限 | 行政法総論Ⅰ | ゼミ |
三田キャンパス 政治
横手慎二ゼミ(現代ロシア外交)
出身校:海城高等学校
ゼミでは、民主主義が導入されてまだ日が浅いロシアを、政治を考える際のモデルケースにしながら、日々変化する世界について学んでいます。三田論(三田祭で発表するゼミの論文)では、市民意識について書いたのでこの研究を発展させて卒論を書き上げたいと考えています。......というと積極的に勉強していたように思われてしまいますが、僕はあまり授業に出ていなかったほうで、4年生を目前に、もっとがんばっておけばよかったなと思っているところです。慶應義塾大学法学部は、自分自身が幅広くいろんなことに興味を持っていればどんな授業でもおもしろく聞くことができると思うので、僕ももう1年、ここからいろんなことをがんばりたいと思っています。
高校で始めた弓道は大学でも続けてがんばりました。弓道のサークルで出会った友人たちとは、就活も含め将来のことなど話し合うことも多いのですが、自分ならここまで考えないというところまで深く考えていて触発されます。周りから刺激を受けて「自分も行動を変えたい」と思ったのは、大学に入って初めて。意識の高い友人に恵まれました。
『現代政治学入門』 バーナード・クリック(講談社学術文庫)
政治学科に入りたいのであれば、この本を読んでおくと、政治学の概要がわかると思います。僕はゼミに入るまで読んでいなかったのですが、大学1年生で習う政治体制についても解説しているので、高校生でも大丈夫。政治学のベースとなる考え方を提示してくれています。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
| 第1時限 | 経済政策 | |||||
| 第2時限 | マスコミ 発達史 |
弓術 | 現代ロシア 政治史 |
サブゼミ | ||
| 第3時限 | リスク管理と 企業経営 |
ゼミ | 戦後日本 政治史 |
|||
| 第4時限 | 近代日本 政治史Ⅰ |
ゼミ | ||||
| 第5時限 |
国際交流
ボン大学(ドイツ)留学
出身校:神奈川県立外語短期大学付属高校
(現横浜国際高校)
2009年9月〜2010年7月まで交換留学制度を利用し、ドイツのボン大学へ留学しました。日本では国際政治全般を勉強していたのですが、その中で特にEUに興味を持ち、実際にEU加盟国であるドイツへの留学を決めました。日本ではEUについて「宗教的基盤があるためにうまくいっている」という見方が大半なのですが、EU内で抱える統合の際の問題、現在の問題などが知りたいと考えました。実際に留学する際は、国際センターに保管してある先輩方の報告書がとても役に立ちました。報告書を読むことで留学先でどのように過ごしていたかがわかり、自分が留学した後の生活のイメージを抱きやすくなりました。また、実際に行った方の連絡先も記載されていて、直接お話を聞く機会を得られたこともよかった点です。留学先では勉強だけでなく、飲みに行ったり、遊びに行ったり、サッカー観戦に行ったり美術や音楽などの芸術にも触れました。
驚いたのは語学力です。留学して半年でスイッチが入ったように変わりました。それまでは「どこがわからないかがわからない」という状態だったのですが、「わからない単語がわかる」ようになって、そこから習得のスピードが早くなりました。就職活動を理由に留学を躊躇する人も多いのですが、就活だけのために、世界へ出ていろいろなものを見てこられる機会を失ってしまうのは本当にもったいないと思います。慶應義塾大学法学部には交換留学制度のほか、語学のインテンシブコースなど恵まれた制度がたくさんあります。学内のあらゆる窓口を調べて、使えるものは全部使おうという気持ちで入学されるといいですよ。大学には、高校とは違う学問の深さがあります。
『プラハの春(上・下)』 春江一也(集英社文庫)
冷戦時代にチェコスロバキアに派遣されていた外交官が、当時の体験をもとに著した小説です。チェコの女性と日本の外交官の恋愛の話なのですが、背景に、この時代、共産主義国家ではどのような抑圧が行われていたのかということが書かれていて勉強になります。
国際交流
延世大学(韓国)/香港大学(香港)留学
出身校:慶應義塾高等学校
2008年から始まった3キャンパスプログラムで韓国の延世大学と香港の香港大学へ留学しました。僕は2009年9月〜2010年8月まで実施の2期生です。僕は高校まで海外経験がなかったので、大学に入ったら積極的に海外へ行こうと決めていました。1年生の夏にはスコットランドでサマースクールを経験。2年生の夏には、ヨーロッパをバックパック旅行で回りました。日吉キャンパスには外国人の方が常在している外国語ラウンジ(e-Lounge)があって、僕は1年生の夏ぐらいからまめに顔を出していました。そこで親しくなった人からバックパック旅行の話を聞き、僕も行ってみたいと思ったのが最初です。CONTIKIというツアーに参加して、ヨーロッパを15カ国ぐらい回りました。一番の収獲は、韓国人の友人ができたことです。彼から初めて韓国には兵役があることを知らされました。「なぜか」と聞いたら「まだ戦争が終わっていない」と真顔で言われ、僕はとてもショックを受けました。そこから僕の目はアジアに向くようになりました。
3キャンパスプログラムのことを知ったのは、どこかに留学したいと考えて国際センターのホームページを検索しているときです。日香韓の学生15人が一緒に各国の大学を巡り、共にその国の政治や歴史を勉強して最終的に共有するというコンセプトに共感しました。このタイミングで出合ったのだから行くしかない。参加して本当によかったと思っています。基本的には英語で授業を受けるのですが、中国語、韓国語の授業も受け、日常会話程度なら話せるようになりました。魅力的なプログラムなので、もっとたくさんの人に参加してもらいたいと思っています。
『GO』 金城一紀(集英社文庫)
新聞の記事で見つけた哲学カフェの友人から薦められて読んだ本で、僕をアジアに向けて開かせてくれた本です。僕はこの本を読むまで在日韓国人の存在を知らなかったのですが、日本社会の中で彼らが僕と同じ時代を生きているという実感が沸いてきました。
三田キャンパス 法律
出身校:東京学芸大学附属高等学校
中学生のとき傍聴に行った裁判所での経験が、私を法曹界へ導いてくれました。殺人事件で傍聴券が配られるような事件だったのですが、被害者の遺族に「なぜ事件に関係ない人がこんなに見に来ていて、傍聴券のない被害者の友人は見られないのか」と面と向かって言われたのです。結局、私と友人は被害者のお友だちに傍聴券を譲ったのですが、その後から司法や裁判について注目して見るようになりました。慶應義塾大学法学部への進学も、司法試験対策に力を入れていると聞いていたからです。法学部のカリキュラムは学生の自主性に任せられている部分が多いと感じました。だから、やろうと思えばいくらでも自分の力を伸ばすことができるけれど、怠けようと思えば怠けることもできる。4年間を充実して過ごせるかどうかはその人の努力、がんばりにかかる部分が大きいと思います。
一方で、自分から求めていけば必ず対応してくれる、すごく面倒見のいい大学だとも感じています。現在は判事をめざして法科大学院で勉強中です。慶應義塾の法科大学院は他と比べて選択科目が多く、勉強の仕方もかなりの部分で学生の自主性に任されています。やるべきことがたくさんある中で、自分で取捨選択しながらどうやって休む時間をつくるかという生活が続いています。大学時代に池田真朗研究会でよく言われたのは「法律はあくまで紛争解決の手段。当事者のことをおいて法律の議論に終始してはだめだ。実際に困っている人がいることを忘れないように」ということです。満足いかないまでも双方が納得し、新しい日常を歩んでいけるような判決が出せるようになりたいと思っています
『悪人』 吉田修一(朝日新聞出版)
思わぬことから殺人を犯してしまった青年がほかの女性を巻き込んで逃亡するお話です。絶対的な悪はなく、人間の醜かったり弱かったりする部分が描かれている小説でした。事件の背景には事情や感情があるということを示唆してくれる本だと思います。
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