ルノーは日産と兄弟の関係である。したがってルノーが電気自動車を作るなら、当然の如く日産の電池を使うんだろうと考えていました。しかし! 昨年のフランクフルトショーの時にも書いた通り、ルノー・フルエンスEZに使われている電池って韓国のLGケム製(22kWhでリーフの24kWhより少し少ない)と発表された。
フルエンスと全く同じクルマ
ホントかね? と思っていたら釜山ショーに出展されていたルノーサムスンの『SM3EZ』に搭載されていた電池、ホントにLGケム製でございました。ちなみにサムスンSM3EZは、フルエンスEZと全く同じモデルだと考えて頂いてOK。同じクルマです。そもそもフルエンスEZも韓国工場で生産する可能性大。
おそらくルノーはルノーサムスンに電気自動車の開発を投げたんだろう。ルノーサムスンとしちゃ同じ韓国のメーカーの方がやりやすいし、コスト的にも有利。だから最初から日産の電池を使うことを考えていなかったワケ。ただ電池を見たら日産ソックリのラミネートタイプ。生産用の機械は日本製だから当然か?
バッテリーパックはかなり大きい
また、フルエンス/SM3EZは脱着式電池(搭載場所はリアシート後方)を採用している。電池のレンタル管理をどうするか発表していないし、そもそも電池の交換を繰り返して問題ないのかという疑問もある。実物の電池パックが展示されていたけれど、これで何千回の脱着に耐えられるんだろうか、と思ってしまいました。
どうせやるなら日産の電池を使えばいいのに、と思うのは私が日本人だからか。いずれにしろ日産の電池はもっと数を作らないとコストダウン出来ない。(国沢光宏)
2012年05月28日
日産ルノーサムスン
posted by polishfactory5 at 09:00| Comment(3)
| 電気自動車
日産はリーフの兄弟車を開発したほうがいい。
お金と時間に余裕のある日本の年配者向け仕様車を開発すべき。
やはりセダンタイプかな?プリウスもセダンとして売るくらいだからこの辺もありでしょう。
もっと一般受けのよい格好にして。マニア受けでは数が出ない。
カーオブザイヤー受賞もEVに対してであってデザインに対してではないでしょうから。
ルノーが日産の電池を使わないとは残念ですが円高で割りに合わないのかな?
この電池は脱着式とのことですが、分割式なのでしょうか。かなりの重量でしょうし、簡単にとはいかないのでは。
その方が開発費もかからないですよね?
ゴーンさんが社長でも、いろいろ政治的なカラミってあるんですね。
結構、驚きました(笑)
それ以前に電池メーカー・自動車メーカーも電気自動車の"部品共有"が出来ないのでしょうか?
(例:走行用バッテリー・VVVFインバータ等)
これが出来ない限り、絶対的なコストダウンは出来ないと思います。